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予算の3月補正案(一般会計)に反対

 令和2年3月6日午前10時から15時すぎまで、岩美町議会本会議が開催され、補正予算などが審議されました。
 杉村宏議員は、以下の3点で質疑等を行い、一般会計補正予算案に反対しました。
(反対議員は杉村宏議員1名のみで、原案どおり可決しました。)

 ・議長交際費
  (令和2年2月18日の総務教育常任委員会での説明では、予算現額65万円、執行済み額25万円、補正減額案なし)
   質疑:(議長交際費の質疑は、議長に対する質疑となり、議長に対する質疑は行えないと議会事務局からあり、この質疑は行いませんでした。)
   答弁:(なし)
   討論:平成31年度の町長交際費の予算現額は200万円、執行済み額は93万円、不用額として106万円で、執行率は4割台だった。予算の執行としてあまりにも見苦しい。そのような結果を、行政を質す立場の議会の長が関与する予算でなされてはならないと考える。年初の議会運営員会でも同趣旨の発言を行ったが、交際費の特殊性を考慮しても、執行率の想定をせめて8割程度とし、現予算の補正減額を行うべきだ。

 ・町長交際費
  (令和2年2月18日の総務教育常任委員会での説明では、予算現額200万円、執行済み額70万円、補正減額案50万円)
   質疑:2月末での執行状況、年度末の執行率の見込みはどうか。
   答弁:2月末の執行額は71万円。50万円減額補正後の執行率は47%。
   討論:先ほども述べた通り、平成31年度の町長交際費の執行率は4割台だった。予算の執行としてあまりにも見苦しい。他の予算に対して財政の規律からも示しがつかない。補正予算案では50万円の減額が提案なされているが、交際費の特殊性を考慮しても、執行率の想定をせめて8割程度とし、さらなる減額案とすべきだ。

 ・地方バス路線維持費補助金
  (この補助金は、岩美町内を運行する民間路線バス会社に対して路線維持費の補助をするもので、毎年、前年度10月から当年度9月までの運行費用に対して、5月に乗降調査を行い路線の収入等を勘案し、不足分に対して補助額を算出しています。令和2年2月18日の総務教育常任委員会での説明では、予算現額なし、執行済み額なし、補正増額案1336万円で、財源は、県支出金が28万円、町の一般財源が1308万円。補正理由は、通常分が例年と比較して130万円増額、快速便分が200万円以上追加されたとのことでした。)
   質疑:日本交通株式会社が運行する快速便と兵庫県新温泉町が運営するゆめぐりエクスプレス便との関係やそれらの仕組み、収支状況などを担当常任委員会が開催されるたび、少なくとも3回以上は聞いてきたが、日本交通が運行している快速便に用いている運行車両は新温泉町の保有車両であるとの説明のみで、それ以外の説明がないまま、この度の補正案に、快速便に対する200万円以上の補助を含む支出案が提案されている。このことは議長に置かれてもご承知おきされていると思っています。従って、この本会議で質疑せざるを得ない。
      この200万円以上とされる額は、兵庫県新温泉町から鳥取市まで運行していたゆめぐりエクスプレス便を岩美町内で乗り換えすることにより、路線の分割を図り、岩美町から鳥取市までの運行について、新温泉町の負担を軽減し、鳥取県側に負担の増加をもたらした、いわば、兵庫県側から鳥取県側に対する費用の付け替えではないかとの疑念を持っている。そのうえで6点お聞きする。
    ①2月18日の委員会でも求めたが、未だに頂いていないので再度求めるが、地方バス路線維持費補助金として1336万円が算出される積算資料の提出を求めます。
    ②岩美町内発着の快速便に対する、新温泉町の負担の有無と、あるとすればその額はどうか。
    ③当町は毎年ゆめぐりエクスプレスバス運行協議会負担金5万円をお支払いしている。聞けない立場ではないと考えるが、快速便運行開始により、開始前と開始後の、ゆめぐりエクスプレスバスの運営収支の変化はどうか。
    ④快速便運行前に、当町が行った、この度提案されている補助金額も含めて、快速便の乗降見込みや既存路線への影響など、どのような検討を行ったのか。
    ⑤快速便に対する鳥取市の負担はあるのか。
    ⑥快速便運行に対する鳥取市の意見はどうか。
   答弁:①(3枚の)資料提出
      ②快速便に対する新温泉町の負担はない。
      ③快速便の開始前と開始後の運営収支の状況は把握していない。不明である。
      ④快速便運行開始前に運行会社からは5人で採算がとれる路線と聞いていたが、岩美町としては、乗降見込みや既存路線への影響などを検討していない。乗降数は1~2名だ。
      ⑤快速便に対する鳥取市の負担額は472万円。
      ⑥鳥取市の特段の意見はない。
   再質問:このたび岩美町の予算に、快速便に対する213万円の補助金額が提案されているが、岩美町民の利用を熟慮したものではない。運営会社が行うからその赤字に対して当町が赤字補填する内容だ。
       そして鳥取市民の利用があると考えられないこの快速便に対して、鳥取市の意見がないことが考えられない。
   討論:兵庫県新温泉町から岩美町を経由して鳥取市までの運行を、2分割して、鳥取県内の岩美町から鳥取市への運行負担を鳥取県側に付け替えた疑念は晴れない。岩美町が負担するものではない。

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