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事前審査を、なぜ、やめない?②

(未定稿)
 令和2年11月20日に、第23回の議会活動の在り方検討特別委員会があり、あらかじめ用意されていた協議事項は、「現行の議案審議の進め方の検証について」の1件でした。

 その中で、杉村宏委員は第21回の本委員会資料の中の
 ①「執行機関が常任委員会に対し次の定例会に提出予定の議案について事前に説明した。その説明に対して質疑を行った場合は事前審査に該当する。(ぎょうせい「地方議会事務提要」:少し省略)」

 ②「重要案件が全員協議会で決定されたとおり本会議で議論もされず、そのまま決定されていくとすれば、議会審議は形式化し、問題の実態を住民の前に明らかにし、その批判を受けながら最良の結論に到達する議会本来の使命はもはや期待できない。(地方議会運営事典)」
を、引用(本委員会の中でたぶん4回目ぐらい)し、
 現状の岩美町議会審議の進め方は、事前審査であり、法律違反であるとしました。

 それに対し、柳正敏委員の発言趣旨は、
 「東部広域の議会に出席しているが、本会議で鳥取市長が少しだけ提案説明を行い、すぐ休憩に入り、全員協議会で詳細な説明や質疑が行われている。鳥取市議会のやり方だと思うが、それでいい。だから、岩美町のやり方も変更する必要はない。」

 また、この柳委員の発言に対して田中委員長は
 「東部広域の本会議の議事録を読んでも、なにもわからない。住民からわからないような進め方だ。」というような発言をしました。

 杉村宏委員としては、上記②の記載を何度もこの委員会の中で主張していますが、その正反対となる主張を柳委員が発言することが理解できません。意見が異なることはいいです。しかし、世間の常識(法律等)から乖離した突拍子もない意見です。
 柳委員の発言内容は
 〇東部広域の議会運営は、本会議で鳥取市長が簡略な提案説明を行う。
 〇その後、公開度の低い全員協議会で詳細な説明や質疑が行われている。
 〇東部広域のやり方は鳥取市議会の審議の進め方に準じていると思う。
 〇鳥取市議会でも行われているのだから、岩美町議会でも問題ない。今まで通りでいい。
ということのように解釈します。

 ここで問題となることは、このような非民主的な意見に引きづられてしまう委員がいるかどうかです。

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