令和3年9月定例会の、杉村宏議員の一般質問の質問時間は制限時間30分を下回る19分で終了いたしました。
その原因の一つに、質問事項のひとつを行わなかったことが挙げられます。行わなかった理由は、足立義明議長が、西垣町長に対する各種の質問や4年間の在任に対する議会側の表明の機会を定例会中の本会議で設けるため、議員個別による質問等は控えて欲しいとのことでした。一般質問とは別に、その機会を実施する折に、足立義明議長としては、3名程度の議員の発言を見込んでおり、是非とも、杉村議員にも発言して欲しいとのことでした。
それにより、9月時点の杉村宏町議会議員としては、下記の質問を行わず、質問制限時間を下回ることとなりました。つまり、9月6日の質問通告書には下記の質問を含めていないということです。
しかし、足立義明議長の言説のとおりの「西垣町長に対する4年間の在任に対する議会側の表明の機会」は、行われないまま、9月定例会は終了し、12月6日に退任日を迎える西垣町長に対する議会側の表明は行われないで、また、杉村宏議員としての発言もできないこととなり、議員辞職を定例会後に行いました。
このことは、読者の皆様、どのように解釈されますか。
下記の質問を9月15日に行えば、西垣町長は、公式に答えざるを得ません。
今日の、町長選挙に対し立候補を表明なされている方を考えるとき、どの候補予定者に、どのような影響を与えるのか。そのようなことを考えると、9月6日以前に、なんらかのシナリオを描かれていたのではないかと考える方もあるのではないのでしょうか。
そんなことを、本日、討議資料をお配りしながら考えてしまいました。(相変わらず察しが悪いです。)
〇杉村宏議員が質問することを検討していた内容
質問事項
現町長の想いと次期町長に期待することは。
質問要旨
西垣英彦現岩美町長は、本年6月定例会最終日に、その時点で11月に投開票が見込まれている町長選挙に、立候補しないことを表明され、新聞報道もなされている。
① 西垣英彦町長の就任時の想いと3年9カ月の成果はどうか。そして、そのことは町民に理解していただいているか。
② 現町長の立場で、任期後の12月以降や令和4年度以降も引き続き重要施策として取り組んでいただきたい事項や、次期町長に期待することは何か。
③ ②の事項の推進を図るため、いわゆる後継者を擁立する考えはあるか。
④ 12月6日の町長任期末が終了後、西垣英彦氏がまったく町政に関与しなくなることを惜しむ声を聴く。任期後に何らかの役割を期待する声もあるが、町行政や町民の生活向上に寄与するため等に対して何らかの考えがあるか。
それにしても「西垣町長に対する各種の質問や4年間の在任に対する議会側の表明の機会を定例会中の本会議で設ける」が実施されないことに驚きと、このようなことが許されている議会運営に絶望感を感じる。大人の社会では許されないことである。このことからも「議員と議会の自己改革」が必要であることを各議員が認識しなければならない。
尚、杉村議員も9月定例会開催中に議長へ”議会側の表明”について確認できなかったのですか? (本件、社会的通念では考えられないので確認です)