朝日新聞の「声」の欄で、「お酒やめて1カ月 力みなぎる」として掲載いただきました。
投稿は、今月15日(金)でした。
SNSにも掲載いたしますが、ぜひ、新聞紙で読んでいただければと思っています。
当方は、ご近所の方に助けられて、5紙の新聞を読ませていただいています。
興味のあること以外でも、あれ、と思えることを発見できると思います。
元の原稿は以下のとおりです。読みやすく添削いただいています。
題「お酒を止めて一ヶ月。」
一軒隣の造り酒屋さん。米の蒸したいい香りが家まで漂ってくるのに子供の頃気が付いた。お酒なのか麴なのか、酒造倉庫横の裏道を通ると香ってくる。小学生のころは、板状の酒の粕を焼いて食べていた。中学では地元の祭りで当時その日だけお酒が公認。屋台を引いて回り、飲み過ぎて三日酔い。初めて黄色い胃液を吐いた。大学生から先月まで、たぶん9割の日は飲酒していたと思う。人様から強いと言われた。
15年間程、スポーツジムで励んでいる。どうも、最近、頭打ち。たぶん、お酒のアルコール処理を体が優先して、ジムでの運動による体作りが後回しになっているのだろう。せっかく負荷を上げて頑張っているのに、成果が見えない。それに加えて年初から新たな運動、技の型や動きを習い始めた。もう年だし、今を逃したらもうできないと思ったからだ。朝、体が痛い。
ジム、新たな習い事、お酒。どれかを止める。
お酒をスパッと止めた。そして一ヶ月。1回だけ外泊のお付き合いで少々いただいたが、何か違和感があった。たった一ヶ月だが、飲酒習慣が何か遠い過去の夢のようにも思えるから不思議。まるで邯鄲の夢のよう。体が軽くなった。朝の体の痛みがなくなり、力が漲る。
(文字数は、499文字です。)
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