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「停酒、一ヶ月」没原稿

 以下は、1カ月前に新聞投稿し、本日現在のところ掲載がありませんので、没になったと思われるものです。


題「停酒、一ヶ月。」

 飲酒を一ヶ月止めてみている。この間、外泊時のお付き合いの1回の少しばかり以外は飲んでいない。体力の限界を感じたことが動機です。

 15年間ぐらいになるかな、日課にしているジム通いに最近少し慣れて、負荷の上限に近づいてきた。それに加えて、週2回とはいえ、技の型や動きの習い事を年初から始めた。小学生の先輩についていけず、ヘロヘロになっている。そして、40数年来の飲酒習慣は、当然のように継続していた。

ジム、新たな習い事、飲酒、どれかを止めてみた方がいいと体(たぶん肝臓)が言っているように感じ、飲酒を選んでみた。停酒と自分なりに位置付けているが、寝過ぎなくらい眠るようになった。そして、朝起きたときに、イタタイタタと訴えていた体の節々の痛みがなくなり、少しの疲労感とそれにも増しての四肢の回復感がある。布団の中でグーと伸びをすると、上肢下肢・体幹に力が漲る。一ヶ月で体重4㌔増、体脂肪率は一桁のまま。

 想えば相当飲んできた。近年は、ウイスキーのボトルや赤ワインの箱、発泡飲料など、様々な蒸留酒などを一週間で空にしてきた。それも並行して。今、自宅には、数々のボトルや、日々美味しく嗜んできた大容量の飲料が相当数ある。どうしたものか。

 そういえば、30年以上前に止めた喫煙習慣も、体力の限界を感じたからだったなあ。当時、心臓を掴まれるような痛みがあり、止めた方がいいと感じたものだった。

 何でもかでもやり続けられず、選択せざるを得ないが、停酒という選択は、自由度が増して、なにか、前向きな実感もある。飲酒という、ある意味、呪縛のようなものから、なにやら解放されたような、そんな気分もある。どうなることやら。

(文字数は、695文字です。)


 本日現在で、停酒2か月になります。


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