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「チャンスの芽」没原稿

 以下は、1カ月前に新聞投稿し、本日現在のところ掲載がありませんので、没になったと思われるものです。


題「チャンスの芽」

 経済の低迷や原油価格下落で、財政悪化し1998年に国債はデフォルトを起こした、しかし、1999年に1バレル10ドル台だった原油価格が、2008年には100ドルを突破し、石油産出量ビッグ3の一角をなし、資源輸出大国として体面を保てた。だが、原油高は長く続かず、また、20年費消しても資源に頼る経済構造を変えられていない。2018年調査で18歳~24歳の3割以上が国外に永住したいと回答した。2022年も、経済は悪くなるばかりで若者にとって希望が持てない国になってしまっている。世界的にもレベルの高さが評価されてきたIT人材が大量に国外へ流出している。日本に来た技術者が「もう、戻りたくない。」何でそこまで言わせるのか。

 国内の不満は、国外に向ける。多量に資源輸入している欧州もすぐには代替を確保できず、しばらくは、対価を支払はなければならない。短期決戦で終わらせられる。しかし、20世紀の戦争のような戦車の列は、戦場が隣国でありながら補給もできずガス欠で首都を落とすことができない。日露戦争に続き海軍の旗艦が沈没させられた。軍事大国の面目丸潰れ。時代遅れで影響力はしれていると、別の隣国たちもNATO加盟を言い出した。通常兵器で成果を出せないなら、核の話もせざるを得なくなってくる。弱さの露呈だが致し方ない。

 まさに、貧すれば鈍する。助け船は必ず現れる。お金もある。資源も欲しい。経済規模が10分の1程度の国が瀕しているなら、資源ごと経済的属国にするのに手段は択ばない。手法や時期をうかがう。では、日本国にとっての先行きは、明るいのか、暗いのか。大丈夫、ピンチに見える時には必ずチャンスの芽がある。

(文字数は、696文字です。)


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