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アフリカ諸国にパン(おもしー13)

山極寿一(やまぎわじゅんいち)先生が、日本海新聞に現論として掲載されていました。「」内はその一部です。(2022.7.17)

「ロシアのウクライナ侵攻で小麦の輸出ができなくなり、アフリカ諸国が深刻な食糧危機に直面している。冷涼な気候に適した小麦は熱帯アフリカでは栽培できない。しかし、今やどこの国でもパンは人々の主食になっている。 中略 ガボン共和国でも、かつてパンの値上がりを機に大規模なデモが起きた。」

一方、国連が世界の人口を推計する中で、アフリカが人口の重心となり、サハラ以南のアフリカは2040年代に20億人を超すとみられているようだ。

主食のパンのための小麦を生産することができない地域なら、他の地域から手に入れ続けなければならない。それは、今のウクライナ侵攻時のように、とても危うい。しかも、現在10億人程であるから、すぐ来てしまう約20年後の40年代には今の倍を、2100年の見込みでは40億人だから、今の4倍を必要とすることとなる。そんなことできるのだろうか。今、生きているものとして、とてもおそろしいことのようにおもってしまいました。


「おもし=新聞記事などを読んで、おもってまったことです。)」


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