インドを応援したいと思っています。
いろいろ大変だろうなあと拝察します。
「インドで「規制爆弾」続々」として、デジタル決済に対しての活用禁止を挙げて「副作用の多い規制を十分吟味せずいきなり通達や指令などで実行しようとするインド政府の悪い例の典型例」として、「インド経済の前途が多難な理由のひとつ」(2022.7.20日経)とされていました。
さんざんな言い様です。本当に前途多難にみえるのだろうか。逆ではないのかなと感じています。
挙げられた事例では確かに、前途多難に見える。しかし、やってみればいいじゃないか。成功例も沢山あると思う。申し訳ございませんが、伸びしろの大きい発展途上の国だと思っている。
丸山茂雄さんが私の履歴書で「行儀のいいベンチャーなんてありえないよね。」(2022.7.16日経)とありました。そのとおりだと思います。
また、元陸上選手の為末大さんが私たちの国は「なにかあったらどうするんだ症候群」にかかっている、と発信していたともありました。(2022.6.8日経)日本がこの30年間で陥った停滞の理由ということです。
インドも、いろんなことをどんどんやってみればいい。
そんななかで、疑惑発生です。インドが「ロシア原油に「洗浄」疑惑」として「ロシア産原油を(ガソリンなどの)石油製品に精製して(欧州や米国に)輸出する「オイルロンダリンブ(原油洗浄)の中継拠点としてインドの関与が浮上してきた。」(2022.7.14日経)とありました。
そりゃあやっているでしょう。私からすれば、確実にやっている。
だって、インドの貿易収支は赤字幅が拡大し、6月に対ドルの外国為替相場で過去最安値をつけ、そのまま安値を更新中です。これは大変なことですよ。外貨が必要なのです。割安でロシアから原油を仕入れガソリンなどを欧米に輸出する。それのどこが悪いのですか。この国の運営のためには致し方ない。
なぜなら、「インドの人口は年齢の中央値が27歳と若い。」しかし「仕事が見つかる見込みがなく、職探しをあきらめたインド人が約1700万人いるという。」「若者の高い失業率がもたらす深刻な社会病理、中でも男性の無法な行為や暴力を考えると、若者が人口ボーナスをもたらすという期待感は薄れつつある。多くの若者が失業したままでは、インドは人口動態上の時限爆弾を抱えているようなものである。」(2022.7.10日経)とまで言われている。少しでも、仕事を若者に与えたいという研ぎすまされたような緊張感・切実さを感じます。
そして、インドの人口は、来年、2023年に中国を抜き世界最大となる見込みだ。(2022.7.13日経)
そんなインドを「クアッド」日米豪印として、取り込もうとしているが、日本は同じ非資源国であり、中国を挟む遠交近攻としても、共同歩調が執りやすい。
だから、独自にインドを応援し、交流をもっと深めたい。
問題は、インドにとって日本が魅力的に見えているかどうかです。
また、そもそも、応援なんておこがましい。日本に応援できる余力があるのかな。上から目線であって、意図的に潜在しているようにさせられている日本の問題をインドも知っているのではないかな。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」