• 記事検索
RSS

平年並み0.3度高くなり(おもしー30)

天気予報の平年並みの平均気温が0.3度も高くなっています。

これはとても大きな上昇だと思います。


10年ごとに更新されている平年値。

本日現在の数値は、

2021年5月19日から使用されていて、2031年の5月まで10年間使われると思います。

何時の平年値かというと、

1991年から2020年までの30年間。

気温で言えば、

年平均気温を前平年値(1981年~2010年)と比べて、

低い順から(高い順からでも同じですが)、

低いほう3分の1、高いほう3分の1、間に挟まれた3分の1の、

11番目から20番目の範囲を「平年並み」としています。

その、平均気温が、前平年値と比べ現平年値は0.3度も高いということです。

「前平年値は、比較的気温が低かった1980年代前半のデータを含む平均値」とされています。

(2022.7.30日経)より


では、なぜ、こんなにも高く(と思っていますが)なってしまっているのか。

しかも、たった10年ずれたぐらいで。


それは、核実験の残さの影響が少なくなったからだと思っています。

1945年から約半世紀の間に2379回(その内大気圏内は502回)の核実験が各国で行われた。

そのエネルギーは、広島へ投下された原発の3万5千発以上に相当するそうです。

特に、1957年から1988年の間は、恒常的に40回を超えています。

1961年には人類史上最大の水爆実験がソビエト連邦によってなされています。(50メガトン)

人為により、大気中へ多量のチリが拡散した。


世紀程度の流れとしては、

産業革命により温暖化ガスの排出量増加で1900年以降、温暖化開始

核実験による大気汚染の影響で1940~70年頃は気温が上がらず、むしろ下がり気味(温暖化が止められてプチ寒冷化)

核実験が行われなくなり、大気汚染の減少とプチ寒冷化の間も温暖化ガスは排出されており濃度が高くなっていることから温暖化効果が以前より強いため急激に温暖化

そんな感じだと思っています。

そういえば、コロナ禍の中で、交通量がとても少なかった時の夕焼けは、とても美しかった。


1960年代の小学生の頃は、2階の庇から積雪深のある雪の中に飛び降りて遊んでいた。

夏の暑い時でも、32度ぐらいまでだったような。


そんなことをおもってしまいました。


「おもし=新聞記事などを読んで、おもってまったことです。)」


関連:2018.9.18「人新海進。関東ネーデルランド」没原稿

私が生を受け、現在、生命活動を行っている場所。それは、地球と呼ばれている惑星の、固体などが表面にあり、その上にある気体状態である大気と言われているものの底であります。

惑星への、大きな隕石の衝突や、惑星内部からの噴出、地軸の傾きの軽重などによって、恒星である太陽からのエネルギーを受ける量が変わるため、大気の状況は変化し、生き物の生活は翻弄されてきています。しかし、ここ11700年の間は完新世と呼ばれ、最終氷期のあと、温暖で調和のとれた環境を享受してきた。折々には小氷期で、飢饉などが起こってきたものの、ボトムネックほどには生物種の減少はなかった。その完新世が終わり、大きな隕石衝突に伍する影響を、人がこの惑星に与えているため、地質学的に人新世が西暦1950年から始まっているともされている。地質的世代の交代は、生物種の大量絶滅としても現れ、ビッグファイブに次ぐ、現在が6番目の絶滅期に入っていると言われている。

東京44度、札幌41度とする2100年の天気予報を環境省は公開した。今年、2018年の夏は酷暑で、私の住まう鳥取でも最高気温37度以上あたりが多くあり、夜もエアコンがなければ寝られなかった。全国で暑くて、2100年に最高気温高知県四万十市44.9度と言われても、そうなんだろうなあと思う。いや、もっと高くなるのではとすら思う。そのように思う人がいる見込みがあるからこそ、環境省もこのタイミングで公表したのだろう。

6000年前あたりに縄文海進と呼ばれる、温暖化に伴う海面上昇があった。温暖化していたときの縄文の皆さんは豊かな生活をしていた部分もあるようだ。しかし、縄文遺跡の場所は、現在の汀線から遠く離れた相当な内陸にある。80年ほど先の東京で44度、数百年先に、現在進行形と思われる人新世による海進、海面上昇はどれほど見込まれるのか。縄文のときのように、人々は内陸に追いやられるのではないか。関西国際空港は、関東平野は、水没するのか。羽田空港や東京の水没を防ぐため、東京湾を閉め切り、オランダあたりのネーデルラントのように、関東ネーデルラントと呼ばれるのか。東京湾閉め切りなど、とても難しい。

温暖化進行を防ぐためには、大気を汚し太陽からの光を遮る方法もある。惑星内部からの噴出として、日本で最後に起きた破局的な噴火は7300年前。阿蘇山は何万年かの間隔で何回か破局的噴火をしている。意図的に、人類の必要な時に大きな噴火をさせる。もっと難しい。

よほど、現在言われているCO2削減などの温暖化対策が、簡単な方法に思えてくる。


コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):