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緩和と介入はマッチポンプ(おもしー73)

「政府、24年ぶり円買い介入 日銀の緩和維持決定直後」(2022.9.23日本海)で、

政府、日銀は22日、急激な円安進行を阻止するため、円を買ってドルを売る為替介入を実施した。

財務相は記者会見し「投機による過度な(相場)変動を見過ごすことはできない」と述べ

などとありますが、


日本銀行の行っている金融緩和と日本政府の行った円買い介入は、

通貨政策として、世界に恥をさらしている状態で、破綻です。

いったい何がしたいのか。そう世界の人々は見ていると思う。

金融緩和でじゃぶじゃぶの円は引き締められているドルなどの通貨に対して安くなってしまう。

だって、余って溢れて行き場のないところから、金利が高く利息が付くところへ行こうとするのは、水の流れのように至極当然。

「投機によると」と言われていますが、誰だってそうしたくなるのでは。

つまり円安。

それを阻止するために貴重な外貨を費消して円を買う為替介入を行う。

(この行為による損失を公表されたりしたことは、見識が狭いため、覚えがありません。)

この行為は一般的にはマッチポンプと言っていい。

自分で、マッチで火をつけて、自分で、水を浴びせ消火するためのポンプを動かす。

(マッチも死語に近いのかな。)


どっちがしたいのか。

日本は、どうしたいのか。


結局、自分の借金が怖いんだ。

そうだとしか考えられない。


ジム・ロジャーズさんが何かの記事で述べておられました。

「歴史上、財政赤字で窮地に陥った国はたくさんあるが、いずれもきちんと返済できた例はない。ブルボン朝時代のフランス、20世紀の2度における大戦間期のドイツ、戦後の日本、最近では財政破綻した旧ソ連がそうだ。みな猛烈なインフレに襲われ、国民の資産価値は大きく失われることになった」

私もそう思います。

故きを温ねて新しきを知る。

しかし、人の歴史は、残念ながら、繰り返す。


猛烈なインフレは徳政令です。

借金踏み倒しです。

得するのは最も大きな借金をしているところです。


就職氷河期を経験され、先の希望がなく、日々苦労されている方が言われていました。

「ハイパーなインフレが来て、資産の価値がなくなるなら、今すぐ来てほしい。

どっとみち、自分は資産を持っていないし、資産価値を失うのは持っている人だけだ。

楽をして生活している人にも、日々の苦労を味わってほしい。」


その時に最も大事なのは、「生活必需品の急激な価格高騰」阻止です。

突然に生活必需品を買えなくなるという状況を起こしてはなりません。


少し戻りますが、

FRBは、昨年の半ばから始まった物価上昇を「一時的なもの」と見誤った、と言われています。

供給した大量の資金が資産バブルを引き起こし、インフレを警戒していたところ、

コロナやウクライナ侵略がグローバルな供給の障害となった。

そのため、インフレに対して当初「一時的なもの」だと見誤ったが、

短期間で終わると見られていたロシアによるウクライナ侵略は予想に反して長期化し、

その間に原油などの資源価格が上昇したことでインフレはさらに加速し、

(最も大きな影響を受けるのは、安く買えていた欧州やとばっちりを受ける途上国)

0.75%という通常の3倍の利上げを連続3回も行わざるを得ないこととなった。

緩和し続ける国のことを考慮する余裕はどこにもない。

緩和の国では、供給した大量の資金によるバブル状態と自認したくない。そんな感じ。


今日は、ここまでで、もう終わりにし、バイトに行ってきます。

なお、私の意図ではありませんが、

冒頭の「日銀の緩和維持決定直後」を入力したときに

維持が意地に2回も続けて変換されました。

日銀の維持は意地による?

PCがそう判断したようで、苦笑してしまいました。


そんなことをおもってしまいました。


「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」



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