そうか、あの写真を目にしたのは、1993年ごろで30年ほど前のことか。
印象的でした。
「要衝・沖ノ鳥島 沈没まで「16センチ」」(2022.8.28日経)で、
東京都の小笠原村にあるとされている沖ノ鳥島のことが記載されています。
(勿論、行ったことはありません。実際に見た方は今までに1000人規模かと推測します。)
海底からの火山の頂の上にサンゴ礁ができていて、
ふたつ海上に岩礁があるとされ、併せて、四畳半ぐらいだそうです。
印象的だった写真というのは、厳しい波風から守るため、
小さな岩礁の回りに、どれくらいの半径なのか、鉄やコンクリートや岩などで円形に守っているもので、
もはや、その岩礁が、どれなのか、
(どこなのかは、その円形の中心だと見えますが)
よく見えないほど、広く大きな守りの施設でした。
1987~1993年に、事業費1600億円とされていました。
重要なのは、この島の位置です。
東京の都心から南に1700キロメートル。
日本最南端。
日本列島から南にのびる小笠原諸島による排他的経済水域(EEZ)と
列島から南西に伸びる沖縄などの南西諸島によるEEZを、
日本の最南端の位置で、両EEZをつなげている。
それも、島を中心として半径200海里(約370キロメートル)の円のほんの一部同士が
島の北東側と北西側で少しだけの重なりによりつなげている。
日本のEEZにおいて、奇跡的な位置だと思っています。
資源や地政学的に重要なEEZ。
しかし、温暖化による海面上昇もあり、タイトルのなかの沈没まで16センチはいたいなあ。
「水没は許さぬという関係者の執念は沖ノ鳥島を秘密のベールに包んでいく。
誰も今の島の正確な高さを知らない。」と記事の中にもありましたが、
地球上で、温暖化の影響を受けていない場所はないともいえる。
沖ノ鳥島に限らず、どこだって、沈没しようとする。
そんな真面目な話もそうですが、
世代的に四畳半と来れば、別のことも思い出してしまいました。
学生の時は、狭い部屋に住んでいたなあ。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」