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200円看板となれば(おもしー51)

市中に200円の文字が示されると、

買わない方でも、高くなったなと思われるでしょう。

何の話かと言えば、ガソリン価格のことです。


少なくなってきているとはいえ、

全国の給油所(ガソリンスタンド)数は2021年末で28475箇所と資源エネルギー庁が示されています。

都道府県で最も少ないのは、当方の住まう鳥取県。207箇所だそうです。

それにしたって、それらのスタンドが、

店頭でレギュラーガソリン200円と示されれば、

冒頭で申したとおり、給油する方は勿論、それ以外の方だって目にするわけで、

(相当以前は価格表示がなかったように思っていますが、

もしかすると、店頭での価格表示の自粛を政府が指導する?

でも、そんなことまではできないなあ。)

ガソリン200円台は、たぶん初めてのこと。

(1ドル360円時代はどうだったのかな。)

物価水準が高騰している象徴のように、市中看板が見えて仕舞うのだと思います。


それが嫌だから、

(物価が上がっていることを眼前にされたくない)政府は、

予備費を用いた補助金で、見た目のガソリン価格を抑えています。


資源エネルギー庁の6月20日のデータによると日本の平均燃料価格は

レギュラーガソリン 173.9円(1リットルあたり、以下同様)、軽油:153.7円

国からの補助金が石油元売りに出ていて、6月16日からは過去最高となる41.4円/lの補助金、23日からの補助金額は40,5円/l、この補助金がなかったらレギュラーガソリン価格は214.4円/lになっていた。

ということです。


ガソリン214円?高いですよねえ。

現在は、少し原油安となり、少し安くなっているようですが、それにしてもです。

そんなことになって、

米国のように、物価対策で利上げ機運が盛り上がざるを得ないということは、何としても避けたいと思う人々は誰か。

膨大な借金をしているところは、利率がどうなるかを考えるだけで、夜が寝られないと思います。

(私個人に国債の当事者意識は皆無ですが、尻拭いを、政府は求めてくる?)


何処の国でも、物価対策として、自国通貨を守るため、

したくないけど、利率を上げたり、貴重な外貨準備を放出したりしています。

どちらも、この国ではしていない。


ガソリンの話に戻ります。

(どこの国でも、ガソリンは、誰しもよく使い、その価格には敏感にならざるを得ないと思います。)


最近の各国の価格

アメリカ 178円(半年で1.5倍になった。)軽油は203円

中国 201円 軽油 184円

韓国 212円 軽油 218円

イギリス 311円 軽油 324円

フランス 298円 軽油 305円

ドイツ 270円 軽油 293円

イタリア 294円 軽油 289円

フィンランド 362円 軽油 349円

ブルガリア 241円 軽油 248円

ウクライナ 233円 軽油 260円

ロシア 126円 軽油 130円

(軽油価格も入れたのは、私の4輪の愛車がディーゼル車だからです。すみません。)


どうですか。

各国並みであれば、日本だって、物価対策の声がとても高くなる。

日本の通貨「円」は、国際通貨「ドル」に対して、

利率差が大きく、円安になる事は、水が低きに流れるが如くだと思っています。

勿論、川のどこかでは何らかの障害があって、逆流する場所や場面もあるでしょう。

同じように、対ドル円高になる事もあるでしょうが、

それは一時的だったり、局所的なこと。


補助金で、ガソリンの市中価格を抑えるやり方は、目くらまし的で、すたこいやり方だ。

また、市中であまり見られない電気料金も高騰しているが、その対策は、なんと原発増設だとか。


なにか、ここでも、貧すれば鈍するような。

そんなことをおもってしまいました。


「おもし=新聞記事などを読んで、おもってまったことです。)」

関連:ガソリン134円(おもしー25)



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