今朝も結構雨が降っていました。
天気図を見ると、
高気圧と低気圧に挟まれた停滞前線(寒気と暖気の蝉ぎ合い)が近くにあり、
そこに台風を含む南からの水蒸気が供給されているのだと思います。
昨日は、地元の鉄道が運行停止となる雨量だったそうです。
(高校生の時に、クラブ活動で、ラジオを聞きながら、天気図を書いていました。)
さて、先月31日のこと。(二日前のことです。)
台風11号の予報がありました。
猛烈な勢力の台風11号は、
沖縄本島の東南を、8月31日は南西に向かっているところ、
9月1日には、カックンと折れ曲がって、北に向かう予報でした。
北にある高気圧のヘリを廻っていこうとするのでしょうが、
(台風自体に進路の意思はありません。流されたり漂ったりしています。)
見ていた知人が、こっちには来ないで。大陸や半島方向に行って。
と言っていました。
気持ちはよくわかります。
ただ、いつも、違和感があります。
朝日新聞の連載小説「白鶴亮し(はっかくりょうし)」の
(「し」が漢字に変換できませんでした。)
2022.6.16掲載分のなかで、
自分の民族だけひいきしないで、あらゆる民族を平等に見て歴史的な証言をすることができるか
というくだりがありました。
今生は、あざなえる縄の如し。
良いことばかりではないし、よろしくないことも、両方なければならない。
そんな受け止めをしています。
ですので、
目の前の災害防止のためにも、猛烈な台風の進路はなるべく遠くに行ってほしい。
しかし、そのなるべく遠くにも、住まわれている方々が居られるのも事実。
そこが、大陸だろうが、そこからの半島だろうが。
また、台風に限らず、何事も負の面とありがたい面がある。
干ばつの地域に、台風は慈雨をもたらしてくれたと受け止められることもある。
諸々の事象で、等しく負担したり享受するかはわからないし、
自分だけのいいとこどりの気持ちはありながらも、
せめて、口にすることは、避けたいなあ。
そんなことをおもってしまいました。
本日現在の台風11号は、当方が住まう山陰地方の北側を通過する進路予報となっています。
その進路では、南側を通過するよりも、従来から雨風が強い傾向となっています。
今朝時点の台風情報は、
中心気圧925ヘクトパスカル、最大風速50メートル、最大瞬間風速70メートル。
大きなことになりませんように。
文章にしましたが、口にはしていません。(これを屁理屈と言います。)
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」