「食料安定供給「肥料に下水汚泥を」 農水省に首相指示」(2022.9.10朝日)のなかで、
人のし尿など、下水にはリンや窒素など植物の成長に欠かせない栄養素が多く含まれ
などとあります。
それはそうです。誰が考えても。
ヒトが排出するし尿は、
栄養素が多く、昔はお金を払ってでも肥料としてきました。
たしか、江戸時代などは、金肥と呼ばれていた。
当町でも、現実に、集落排水処理後に、肥料としておりました。
(広域行政において作成し、有償で販売していました。)
引っかかるのは、なぜ、農水省だけなのか。
個別の合併処理浄化槽と小規模的な集落での集落排水処理(大きな合併処理とみなされている)を管轄する農水省。
都市型の公共下水道を管轄する国土交通省。
両省に指示をしなければ、効果的に進まないと思います。
また、下水道は自然流下で、低い方に流れていきます。
(水道は高いところから流していて、管内圧力があります。)
ですので、所々で、ポンプアップして、高いところに汲み上げて、そこからまた自然流下させます。
この、所々のポンプアップする水中ポンプが時々停止します。
原因は、なぜか下水道に流されている繊維質のものです。
タオルや下着など。
なぜ流してしまうのか、ふしぎですが、ポンプが止まるたびに、職員や業者が除去していました。
停止したままでは、どんどん流れてきて、溜めているマンホールがいっぱいになり、最悪、溢れてしまうので。
言いたいのは、肥料にするのは大賛成。
しかも、今さらあらためて指示するような事項ではない。
でも、合成繊維などをしっかりと除去できるようにしたい。
国土交通省によると、下水道汚泥の1割が利用されているということですが、
割合を高めれば高めるほど、人の生活の持続可能性も高まると思います。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」