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ガス吸着(おもしー75)

ともかく、気体は、かさばる。

持ち運びするために、小さくしようとして、

圧力を加えて、高圧ガスとして、液体にして、

例えば、LNG、液体とした天然のガスとしたりして、タンカーやローリーで運搬している。

高圧ガスなので、危険であり、資格者でなければ扱えない。


「極微の穴無数 ガス吸着」(2022.9.9読売)のなかで、

金属の溶接に欠かせないアセチレンガスは、燃やすと3000度を超える高熱を発する。

反応性が高すぎて2気圧を超えると爆発するため、ボンベに直接詰めれない。

極微の穴を無数に持つ「多孔性金属錯体(PCP)」が注目を集めている。

ノーベル賞候補としても名前が挙がる

1.5気圧で10リットルのボンベのジャンブルジム状のPCPに700リットルのアセチレンが入る

1気圧でPCPが閉じてガスを放出

低圧のまま安全貯蔵

などとありました。


10リットルに700リットル入るなら、70分の1。

気体は、1モルの体積が、22.4リットル。

700リットルなら約31モルで、

その重さは、アセチレンはC2H2なので、

12が2個と1が2個の、31倍で、806グラム。

1㎏にも満たない気体を、もっと重いボンベに安全に出し入れできる技術。

そういうことが、ノーベル賞候補になるぐらい、すごいことなのでしょう。


アセチレンのCどうしは3重結合で、酸素を十分に供給して完全燃焼させると、

記事にあるとおり酸素アセチレン炎と呼ばれる約300度にも達する高温の炎を生じる。

これも、地上における、プロメテウスの火のようにも感じますが、

溶接という、工事現場などで火花を発し、

発する紫外線で、見てはならないと言われながらも、とても気になる、

身近ではないけれども、時折見かける風景の中にある事象で、

人の生活にとても役立っている技術。


PCPは、ジャングルジムのような格子があり、

うろたチョロ松で、ともかく動き回る気体分子を、動き回るその動きを利用して、

格子の中にはまり込ませて、ぶるぶる震えさせている、

そんなイメージです。


そう言えば、自動車の燃料とするための水素の気体も、金属に吸着させていたかな。

水素は軽すぎるし、小さすぎる。

何処にでも入っていきそうだし、すぐ、どっかに行ってしまうよう。

そんなことをおもってしまいました。


「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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