おもしろいなあ。
そういうことか。
朝日新聞の「ののちゃんのDO科学」をいつも読ませていただいています。
2022.10.8は「はずかしいとなぜ顔が赤く?」でした。
有力な仮説との前置きを置いといて、
(ここは、二重(にじゅう)の二重(ふたえ)でした。)
内容は、
(私の解釈も入れてます。)
①はずかしかったり、不安になったりすると
「どうしよう」「なんとかしなきゃ」と
脳がフルパワーで考えはじめる。
②フルパワーでは、脳がブドウ糖を急激に大量消費し、その結果で脳の温度が上がりすぎてオーバーヒートして、ちゃんと働かなくなってしまう。
(たしか、脳と心臓が、ブドウ糖の大量消費をする場所だったと。)
③それを予防し、脳を冷やすために、冷却液(血液)を、
脳の近くでもあり、外気で冷やすことができる顔の表面の静脈血管を太くして血流を増加させ、冷やす。
(だから、顔が赤くなる。
髪の毛で見えない頭もそうなのかな?こんど髪の毛の少ない方を観察できれば面白い。)
顔に血液を多く送り込むから、体内の血液の量は変わらないため、指先や足先の血流は少なくなり、手足は白っぽく冷たくなる。
④顔で冷えた血液は、目の奥のスポンジ状の「海綿静脈洞」に送られ、
その海綿状の静脈洞の中を、脳全体にブドウ糖や酸素を送る「内頚動脈」を通らせて動脈血を冷やす。
(冷えたといっても、1度程度だと思いますが、その1度が大事なのでしょう。
そして、体の奥から送られてくる動脈血の温度は高く、身体深部の温度を核心温度(深部体温)と呼ばれているそうですが、37度くらい?
外気の影響を受けやすい表層の温度を外殻温度(皮膚温、体表面温)というそうですが、
冷やされた結果で、34℃くらいになっている?
この、3度程度(?)の差は大きいと思います。)
と、いうことのようです。
(かっこ書きは、私の感想などです。)
車のエンジンを冷やす「ラジエーター」と同じ仕組み、と、説明されています。
でも、ちょっと待ってよ?
顔を流れる血管は静脈。
静脈って、そんなに赤い?
腕を見ると、
(血管がよく見えるもんで。ついでですが、肘の内側では動脈の脈打ちが見れます。)
赤いというより、青い。
よく、怒りの表情で、青筋立ててとかありますが。
たぶん、より冷やすために、顔の表面近くの細かい血管まで血流を多く送り込み、
腕の血管よりも、体表に近いところまで血液がより多くあることになるため、
いわゆる鮮血である動脈血よりは、暗い赤である静脈血であっても、
顔としては、赤く見える、と、思ったりしています。
たしか、
血液量の、1割が激しく送られる動脈血、9割が静かに流れる静脈血、だったような。
動脈は、河川の上流のように、激しく流れ、
静脈は、中下流のように、静かに揺蕩う。
血液量よりも、もっと多くのリンパ液は、地表に見える水量よりも、もっと多量である地下水脈のように循環してくれている。
その、心臓に戻るまでの、静かな流れでいた静脈血を、
脳の冷却液に利用する。
もうひと働きしてから、帰ってきてね。
とてもおもしろい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」