日本経済新聞は土曜日に、「元気の処方箋」を連載されています。
2022.10.15は「涙が洗い流してくれるもの」ということで、
高野知樹先生が書かれていました。
内容の一部ですが、
涙には「コルチゾール」という副腎皮質で作られるホルモンが含まれる。
ストレスホルモンともいわれ、持続的なストレスによって分泌量が増えると高血圧、高血糖、免疫機能の低下などを引き起こすとされる。
泣くことはストレスホルモンの排出にもなる。
涙を流した後に「エンドルフィン」という脳内で機能するホルモンが増加するという報告もある。
エンドルフィンは脳内麻薬ともいわれ、鎮痛作用、気分高揚作用などが知られている。
泣いたあとに、気持ちがスッキリすると感じるのはこれらの複合作用なのだろう。
などとありました。
たしか、
ウミガメやガラパゴスにいる海イグアナの目から出る水分には塩分が多く含まれていて、体内からの塩分の排出作用があると聞いています。
でも?
目から出る水分は、ヒトにしてもカメやイグアナでも、そんなに多量ではない。
(イグアナは、鼻水のように、ピュッと飛ばしていたかな?)
濃縮されているのかもしれないけれど、
雀の涙という言葉もあるように、ヒトの涙の量だってしれている。
ストレスホルモンが排出されることは確かなのだろうけれども、
人体に影響を与えるほどの量なのか?
ヒトの涙腺から分泌される水分の量は1日平均2~3ccと、どこかにあったぞ。
でも、まあ、いくらかは排出される。
涙の効用?
そうか。
涙といえば、人は、すぐ、情緒的なものを思い浮かべるけれど
(わたくしめも、なみだという言葉だけで、
なにか、情緒的になってしまいまする。としだなあ。♪ )
コルチゾールだって、炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝を制御して、必須のホルモンであるそうで、必要があって分泌されているわけで、ストレスホルモンと呼ばれるのは、何か不名誉な感じ。
この物質も、コレステロールから生合成されるそうで、血中のコレステロールは大事な役割を果たしている。
そう思っています。
さても、
男性の涙は女性に対してどうなのか。
それは、女性に聞いてください。
女性の涙は男性の性的興奮を減退させ、テストステロン濃度を低下させる化学信号が含まれているという結果が得られたと発表されているそうです。
女の人の涙は、男を凍らせる。その人を大事に想えば想うほど。
泣きたいときは、人目をはばかるかどうかは別にして、泣きたい。涙を流したい。
涙もいつか枯れ果てると思いたい。
確かに、エンドルフィン。ベータかどうかは知らないけれど、ランニング中のように出ているのでしょう。
スッキリすることも少しある。
それで、少し、忘(わす)れられるなら、その方がいい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」