動物にとって道路はおいしい。
と書かれていました。
「動物が見せる社会の空隙」(2018.9.14日経)のなかで、
動物が生きるのに欠かせないのがミネラル、塩分だ。
肉食獣は獲物の血から間接的に取り込めるが、草食獣は直接摂取する必要がある。
凍結防止剤としての塩化カルシウム。
サルやニホンジカが路上の塩化カルシウムをなめるようになり、増殖にもつながった
簡単で便利な社会は後戻りできない。
などとありました。
そうか、
猪・鹿などの獣害拡大の一因に、道路の凍結防止のための塩があったのか。
海の近くまで行かなくても、
山奥であればあるほど、冷えて、道路は凍結しやすくなり、
凍結防止剤はよく撒かれている。
危険をおかして里近辺に行かなくても、ヒトが、塩を山奥まで持ってきてくれている。
だから、道路は、おいしいというか、なめてしまう。命に必要なミネラル。
昨日も、昼間であったのに、地域高規格道路上でイノシシの疾走をみました。
そこが、いち早く撒かれることを知っているかの如く、と、思ったりもして。
いまさら、
スタッドレスタイヤから
バリバリして道路を削るスパイクタイヤに戻れないし、
(スパイクタイヤを知っている人も少数になっている?)
チェーン装着なんて、今どきの一般ドライバーの多くはしたことも、考えたこともないでしょう。
(雪のなかでの作業は、手がかじかんで、とてもつらい。)
この前の冬も、晴れていればと、バイクにまたがってきましたが、
マフラーやドライブチェーンに錆が付いていました。
あーあ。塩の影響だ。
その度に水洗いするなんて、とてもできません。
積雪が無くても、気温が低ければ、路面は凍結防止剤で白くなっています。
そんな季節が、またやってきます。
けものたちは、早く撒いてくれと、待ち望んでいる?
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
以前の切り抜きを始末しています。