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富山ーウラジオストクのルート(おもしー145)

日本での自動車(二輪も)販売は、発注してからの納期が半年とか、

なかには4年ぐらいで、そうなると次のモデルチェンジも見込まれるため受注停止とか、

そんなお話を聞きます。

だから、中古車の相場が高い、とも、聞きます。


そんな中で、

「中古車のロシア輸出 急増」(2022.12.4日経)では、

日本からロシアへの中古車輸出が急増

10月の中古乗用車の輸出額は前年同月比3.4倍

8月のロシアの中古車輸入の8割が日本から

理由は、

(ロシア国内の)新車不足

円安・ルーブル高

11月は1ルーブル=2.3円前後と侵攻前の1月から5割高い。日本の中古車は現地で割安感

中古車輸出でもともと主力だった富山ーウラジオストクのルートは健在だ。

などとありました。


12月になり、来年4月から就職なされる方は、運転免許取得と車両の確保を考えられている今日この頃。

でも、車両は不足気味で、新車調達は4月に間に合うのか。

(初めて運転なされる方は、最初から新車ではないほうがいいとは思いますが、)

中古車にしたって、相場が高いような。


その理由の一つが、中古車の海外輸出。

でも、富山などの輸出業者の方は、全く悪くありません。

ビジネスですので、少しでも、高く売れるなら、そうなされることが当然。

たしか、ロシアへの輸出がまったくなかった時期もあったと記憶しています。

苦しい時もあった。

利益の出る時に、稼がなければ、次につながらない。


しかしながら、輸出先がロシアというのは。

しかも、ロシアの中古車輸入の8割が日本からなら、日本が、ロシアの車需要を支えていることになる。

「国際社会と連携して対応している」と経済産業省は言っているようですが、

日本国内でも不足気味なのに、

他国に侵攻中の国の国内需要の側面支援を行っているようなこと。

日本からの輸出で、ロシア国内の車両不足の不満を和らげる。

少しでも、ロシア国民の厭戦感情を高めたいところなのに。


さらに、おもしろくないのは、

なぜ、「侵攻前の1月から5割高い。日本の中古車は現地で割安感」の

円安・ルーブル高。

どうして、そうなってしまうのだろうか。

他国を侵攻しているロシアまでが、日本の車を、割安感を持ち、安いと思って買っている。

たぶん、車以外でも、割安だと感じているのだろう。


こんな時に、関税を高くし、輸出コストを増加させるのが、国の為すべき処置。

末尾に、最恵国待遇の撤回のことを載せていますが、

(ネット検索だけですので、本日現在の最新のものかどうかは不明ですが、)

どこまで実効性があるのか。あったのか。

昨年4月の答申を踏まえて、何をした結果で、「ロシアの中古車輸入の8割が日本から」となっているのか。

そして、本日現在、日本はどうしようとしているのか。


12月に入り米国事情のドル安・円高で、ほっとしているように感じているのは、

僕ひとりではないような。 

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


財務省資料によると、

ロシアに対する関税における最恵国待遇の撤回についての答申として、

令和3年4月 13 日付財関第 307 号をもって諮問のあった関税率及び関税制度の改正について、

本審議会の意見を下記のとおり答申する。

ロシアに対する関税における最恵国待遇の撤回について、別紙のとおり行うことが適当である。

(詳細はよくわかりません。)


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