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血流滞りのしもやけ(おもしー156)

そういうことなのか。

「「しもやけ」なぜできる?」(2022.11.27読売の教えて!ヨミドック)のなかで、

寒いと、心臓から血液を送る「動脈」と、心臓に血液が戻る「静脈」はいずれも収縮します。

急に暖まると、弾力性のある動脈はすぐに拡張しますが、

静脈は拡張に時間がかかります。

こういう時に、末端の毛細血管が集まる手足、耳たぶや鼻先では、血流が滞りやすくなり、痛みやかゆみを生じる

とありました。


つまり

「血流滞り末端で炎症」

図にもありました。

寒い時は、赤(動脈)も青(静脈)も、血管が細くなる。

暖まったら、赤(動脈)はすぐに太さが戻る、青(静脈)は、ゆっくり戻る

末端の血行が悪くなり、しもやけが生じる


簡単に言えば、

血液の交通渋滞が指先や耳たぶなどで起きていて、

押されて押し寄せる動脈血が、細いままの静脈に流れて行けないので、

毛細血管あたりの細胞に湿潤せざるを得ない。

だから、そこで、小さな炎症を発症し、痛かったり、かゆかったりする。

対症療法的な対策は、冷えている静脈を温めて、太さを少しでも取り戻し、余っている血液を排出すること。

だから、懐手などをしてしまう。


冬の大山を登ると、手先足先が痛くなることがある。

たぶん、こういうことなのだろう。

対策として、ピッケルを持つ手を交互にして、

持っていないほうの手を、懐に入れる。

勿論、雪山用の手袋は着用しているけれども、

登っているので、体は寒くないのに、手足の先が少し痛い。

耳たぶも、何年か前に、外側がしばらく痛痒くかさぶたになっていたので、

軽い凍傷になっていたのかも。

しもやけのことを、正式には「凍瘡(とうそう)」というそうです。

山中で、しかも、寒冷な雪山で、汗をかくことは死につながります。

汗をかかない程度の運動量で

(ときどき、相当な薄着で登ります。)

登っているので、それなりの心拍数があり、心臓から送られる動脈血量はそれなりにあるものの、

手足が冷えているので、静脈での戻りが悪い。

だから、手の末端はあまり冷やさないよう、交互に、温める。

そんなことをしています。

(していました?これから冬本番、今冬はいけるかなあ。)


しかし、

そもそも、なんで、動脈は弾力性があり、静脈は太さが戻るのに時間がかかるのか。

動脈って、脈打つ。

脈打つということは、脈の度に、

太くなったり細くなったり、というか、

血液が来ると拡張し、行ってしまうと潰れてしまう、

そういうことなのだろうか。

それなら、心臓から送られる動脈血は、

弾力性があるけれども潰れている動脈壁を押し広げながら、末梢の毛細血管までたどり着いているということのようで、

なにかすごいことのように思えてきた。

しかも、1分間に60回前後、一生のうちに30~40億回のよう。

(哺乳類の心臓は一生に約15億回ですが、ヒトの心拍は1日10万回で、倍の30億回以上のようです。)

心臓さん、お疲れ様です。

どうすれば、労わることができるのかな。

やはり、

適度に動いていただくことが、動物として、体全体の効用に資する。

血管って、おもしろい。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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