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単身世帯の幸福度(おもしー162)

「男女で異なる単身高齢者の幸福」(2022.12.5日経のやさしい経済学)のなかで、

高齢者の幸福度については、ジェンダー差も指摘されています。

60歳以上の日本女性は単身世帯であることが幸福度に正、日本男子は配偶者がいることが幸福度に正に影響します。

などとあります。


これを読んで、すぐ思い出したのは、

夫源病(ふげんびょう)。

妻源病(さいげんびょう)という言葉があるかどうかは知りませんが、

その言葉自体はあったとしても、夫源病ほどには共感が拡がらない。

冒頭の記載からもそう感じます。


女性は高齢になれば、単身で、多くの方は幸せ。

男性は、高齢になっても、多くの方は、いつまでも配偶者とともにいたい。

と、いうことなのかなあ。

たしか、「関白宣言」の歌詞のなかにも、

「俺より先に死んではいけない」とあったことも思い出します。


ひとは、寝て一畳、座って半畳。

(畳の上でお亡くなりになるとは限りませんし、畳自体が少なくなっている今日この頃)

そして、お亡くなりになる時に、誰も道ずれにしてはならないし、

仮に、したとしても、それはしたと思っているだけのことで、個々の生死は別々のもの。

たとえ、心中と言われるようなお亡くなりの形態であったとしても、

独り死にゆくのみ。(誰しにも、等しく平等に、お亡くなりになる時は訪れます。)

11月の錦江湾に身を投げられた西郷吉之助さん(31歳)と月照さん(46歳)にも、それぞれの死の行く末があった。

と、思っています。

そして、

独り死にゆく覚悟や練習は、独り生きていくことそのものだとも思っています。


だから、単身世帯であることが幸福度に正ということは、

御自分の死を、

直接意識しているか、間接的に何となくでも、とらまえているように思うので、

たぶん、正しい。

自分も、独り死んでいく。だから、独り生きていく。そう思いたい。

おかしいかな?


本日現在、僕は、存命しています。

ですので、

夫源病と呼ばれる病(に罹患なされておられるかどうかは不明ですが、)の原因になっているのだろうか。

ちょっと、否定しにくい64歳であります。


ただ、

多かれ少なかれ、世の御夫婦は、程度の差はあっても、病というほどでなくても、

みんな、夫源病者と妻源病者だあ!

それでいいのだ。

それではいけないとか、それが、我慢の限界を超えていたり、生活の質を落とすように考えられるのなら、そういう判断をするだけです。

ウェルビーイング(Well-being)を具現化しようとすると、そういうことも考えられます。

やっぱり、高齢者の単身世帯は正。ということになりますか。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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