「時計に管理される生活」(2022.12.14日本海の歳々元気)のなかで、
ウェアラブルの時計を常時使用している
最適な就寝時間も提案してくれるが、夜7時ごろに「そろそろ就寝時間が近づいています」とアドバイスされるには閉口している。
などとありました。
そうなのか。
その、人体の心拍数や血中酸素濃度を常時計測し、日頃の活動を把握してくれて、長時間の座りぱっなしがあると、足を延ばしませんかと、アドバイスをしてくれるもの。
それが、ウェアラブルデバイス。
体の数値を示したうえで、だから、やった方がいいですよと提案してくれる、賢い機能が付いている機器で、簡単に身につけられるもの。
それが、夜7時に就寝を提案してくれる?
「「人工冬眠」の時代は来るか」(2022.12.10の産経)のなかで、
狩猟採集民は 日没から数時間は起きており、睡眠時間は都会人とほぼ同じ
近世まで 睡眠を2回に分けて 真夜中に1回目の睡眠を終えると、ろうそくをともして 再び眠った
18世紀半ばに始まった産業革命以降、照明が普及
夜も活動するようになった 就寝時間が遅くなったことで、 一度に朝まで眠るようになった
睡眠は 全ての動物が行う普遍的な活動だ。
眠っているときは無防備で、野生では外敵に襲われる危険性が高い。それにもかかわらず進化の過程で睡眠が失われなかったのは、生存に必須であることを裏付けている。
などとありました。
火を簡便に灯すことができる道具(ろうそく)の発明により、
夜半に起きてしまったときに、思いを巡らす時間を灯りと共に過ごす。
少し疲れて、また寝てしまう。
照明が安価で当たり前になってしまってからは、就寝する時間が遅くなり、1日の終わりの24時を超えることも、特段のことではないこととなった。
で、朝までの就寝となる。
でも、体の調子を知っているデバイスが、
夜7時に就寝を促すということは、
やっぱり、夜は早々にお休みしたほうがいいと思う。
起きていても、
外敵(電子機器(TVやPCなど)や身近な人達からの光や情報)から受ける影響は、少なくした方がいいように思う。
そもそも、
僕は、ちょっと、違っていて、
睡眠は動物に必須であるということなのだろうけれども、
動く生き物、動物とは、覚醒している時間を保有する、睡眠から起きることをできるようにした生き物だと思っている。
睡眠中が生き物としての基本で、起きているときは、体に無理をさせて獲物を捕獲する。
だから、睡眠中は全身の傷ついた細胞を修復する。
そんな感じを持っています。
デバイスが体の調子を知悉してくれることはとてもいいこと。
そのためのウェアラブル(身につける)。
でも、もっといいことは、体の調子が良好な状態であること。
何かを身につけることが、
そもそも好きではありません。拘束されているようで。
社会や人や環境に。
だから、腕時計は好きなのですけれども、腕にはめたくないので、普段はベルトにぶら下げている。
そんなちょっとのことでも、心の負担を軽くしたい。
こんな僕でも、現代社会を生きているので、感じるストレスはそれなりなのです。
だから、
たぶん、
腕時計型のウェアラブル(身につける)デバイスは使わない。
身も蓋もない。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」