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避けられないのは、なぜ。(おもしー212)

けんかが避けられないなら先手を打つしかない

これは、

「「先手必勝」崩れた筋書き」(2023.2.6日本海)で、

2015年10月の国際討論フォーラムでのプーチン大統領の説明だと記載されていたものです。


なぜ、

そんな公式の場において、

自身の体験を、さも当たり前のように、

それでも大国と自認なされているであろう国の指導者が、

そのような発言をしなければならなかったのか。


「兵器取引 世界で傍聴 米国増産でも供給限界」(2023.2.7日経)では、

ロシアのウクライナ侵攻を機に世界で防衛能力の強化が切実な課題となり、各国が兵器の調達を増やしている。

兵器市場の拡大は世界の緊張の高まりを映す。

などとありました。


兵器を生産する企業やその国だけを見れば、

産業振興や国内産業の伸長で喜んでいるのかもしれない。

しかし、世界全体で、地球の表面として、人間同士としては、費消であり後退している。

まさしく、人類にとってサスティナブルではない。


「経済力こそ国防の基盤」(2023.2.7日経)では、

「軍艦は、自ら物を造る力を欠いている」

日本の近現代史から得られる教訓

第1に経済力が国防の基盤であり、その逆ではない。

第2に国防費はあくまでコスト

第3に軍事大国化を目指し地政学上の不安定化を招いた戦前・戦時期の失敗

などとされていて、

再生産力のないものでは国民の生産力は消滅してしまうと言われています。


そのとおりだと思っています。

軍事は、人を食べさせてくれない。

そんなことを優先してしまうから、

避けられなくなってしまうのです。

どう、経済力をつけていくか。

それがなおざりになった結果をもって、避けられないとしているだけの話。


ロシアの経済は、自国内の地下資源に頼ってきたけれど、

その相場が先行き危うい見込みでジリ貧。

大国のメンツが立ちゆかなくなってきた。

そんなことで、いわゆる先手を打たれては、

「けんかっ早い悪童」という、国際的な立場においての不名誉なレッテルを、

自身だけではなく、自国民にも背負わせてしまっている。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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