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微調整はできない。(おもしー217)

当面、乱高下します。

為替のことです。

そして、円は落ちていく。

そう思っています。

ただ、そのトリガーを引くのは、

どこで、なにがトリガーになり、いつなのか、どこまでなのか、

僕のまなこには、とてもうすぼんやりで、みえない。


長期金利コントロールは微調整に向かない

金利上限を小幅に引き上げれば、次の引き上げが予想されて一段と国債売りを招く

これは、

昨年7月に「日銀、拙速な引き締め避けよ」と題して日本経済新聞の「経済教室」に長文を寄稿した

として

「日銀針路占う植田語録」(2023.2.12日経)にありました。

植田さんというのは、次の日銀総裁に起用されると、報道されている方です。


そもそも、長期金利をコントロールしようとしていることなど、

どこの国の中央銀行もやっていない。

日銀だけ。

できないからです。

しようと試みている日銀は、

実質的財政ファイナンスのおそれとマイルドに語られているけれど、

僕に言わせれば、国の借金丸抱え姿勢で、

いわゆる大東亜戦争と位置付けている方もある「戦前」の状態。

飲み込みたくない日本国債を、際限もなく飲み込まされ、

まるで、プラスチックが詰まって苦しむ瀕死の鯨みたい。

詰まっていて、出せないから、苦しむ。

国債だけじゃない、

上場投資信託(ETF)も持ち、多くの上場企業の主要株主になっている「異常事態」。

出せないんです。

出すと、否、出そうとするだけで、落ちていく。

鯨は、お亡くなりになると、爆発します。

まるで、水蒸気爆発を起こす火山のよう。

お亡くなりになる前は、弱って、動けなくなる。

動けない。

現に、最近、たいした動きや政策もできていない。

関連:23兆6902億円(おもしー207)

そんな状況のところに、誰しも行きたくない。

後任総裁に打診された、現の副総裁さんは、辞退されたという。

本命と、たぶん、自他ともに目されていたけれども、

固辞されたと捉えていいと思います。

火中の栗を拾いに行く。差しさわりなく時を経過させることは、至難の業。

どなたがやろうとしても、良かったと言われることはない、と思う。

だから、できることとしては、問題先送り。

辞退なされたことは、その方にとっては良い選択。

しかし、

ここに至っている責任を背負う必要は、現総裁だけじゃないんじゃないんですかと問いたい。


為替で、

落ちていくのが、円なのかドルなのか、

どちらがまだましなのか、を、世界中の投資家も選択する。

ドルがデフォルトして、有利になる立場は? 多くはない。

円が暴落して、困るのは、どこ? 世界全体では限られている。

それで、ドルが救えるのなら、それの方がいい、と思う人の方が多数。


為替の変動は、各方面に、とても大きな影響を与えます。

そういえば、電気代がとても高くなったと、だれか言っていた。

日本国民も、少しづつ、気づき始めているんじゃないかなあ。

このままじゃ、なにか、危(あや)ういんじゃないかと。

「長期金利コントロールは微調整に向かない」

そのとおり。

だから、乱高下してきたし、本年の、これからもしばらくはそうなる。

だって、兎年ですよ。

ぴょんぴょんと跳ねる。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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