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5億5000万年(おもしー241)

数字が大きすぎて、よくわからない。


4300兆 5億5000万


地球史上最大の絶滅であると言われている古生代ペルム紀末の大絶滅。

約2億5000万年前で、

超大陸パンゲアの分裂に火山活動が原因と考えられています。

パンゲア超大陸の図を見ると、

(南北がよくわかりませんが、たぶん地球上の南北も固定していないのだろうから。)

ユーラシアに北アメリカと南アメリカ、その右側にアフリカ、下方には南極、インド、オーストラリア。

(南北アメリカ大陸とアフリカ大陸との当時の接合部分は、現在でも、それと思わせるわかりやすい地形です。)

これでは、いったい、他にはどんな大陸があったのだろうかと思わせるぐらい、

現在の大陸のほぼ全部がくっついている。

その超大陸が分裂して、その過程で、ゴンドワナなどもありながら、

現在の、地球上では、それぞれの大陸が、それなりの分散をしている。

だから、超大陸は現在は無く、

インドとユーラシアが衝突して、その皺で、ヒマラヤ山脈が形成されているように、

そのうちまた大陸同士の衝突で超大陸も何億年か後に生まれるのでしょうが、

さらにその後の分裂までは、もはや、ヒトは、ほんの少しの化石としてしか残っていないのでしょう。

つまり、超大陸分裂によるような巨大すぎる火山活動は何億年も見込まれない。


そして、

その前の、

5億5000万前は、人類にも続く「左右相称動物」の巣穴の化石が発見され、

その後のカンブリア爆発につながっている。

「動物「カンブリア紀に」覆る(くつがえる)」(2018.3.25日経)に、

そんな感じで、記されています。

(感想部分は、僕の私見。)

だから、巣穴の生命(ミミズのような)も、地球史上最大の絶滅も含めて5回と言われている大絶滅を経て

(経て と記すことは、あまりに軽すぎるけれども、)

最初の「左右相称動物」とみられる生命から、

5億5000万年間を生き続けている。

末裔と言うか、進化の結果と言うか、僕もその中にいるということ。


その5億5000万年。

乗するところの365日では、2007億5000万日。

更に、24時間と60分60秒を乗すると、1京7344兆8000億秒。


冒頭に書いた、4300兆の4倍ほど。

4300兆とは、

「デフォルト回避に危うさ」(2023.3.9日経)に、

2023年の米連邦議会で最大の焦点となる政府債務の法定上限問題。

約31.4兆ドル(約4300兆円)の上限を引き上げなければ政府の資金繰りは止まり、

史上初となる米国債のデフォルト(債務不履行)が現実味を帯びる。

7月にも限界を迎える。

などとありますが、

法定債務の上限に賛成票を投ぜられる米議員の方々は、

観念的に超大陸のような、そのあまりの巨大さに責任を負えるのだろうか。

と、余計な心配をいたします。

(皆様が心配すればするほど、円高要因ですか?、

でも、世界の基軸通貨なので、しかたなくも、当面、大丈夫なのでしょう。)


1京7344兆8000億秒と4300兆円。

1京と言えば、

「世界債務10年で5割増 1京9千兆円、IMF報告」(2018.10.11日本海)というのもありました。

秒と円、どっちが重い。

勿論、秒。

時の方が格段に重い。

円と呼ばれる(ドルだって、ユーロだって同じ)通貨として使用されている道具の制度は、

化石にもなれないような。

泡沫(うたかた)のよう。

1秒と1円。

僕には、比較にならないほど、秒の方が大事なことのように思える。

そして、

事実を目の当たりに示してくれる化石たちは、とても力強い。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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