米国さんでは、
中堅銀行の2行が相次いで、破綻し、
そこに預金していた預金者達の預金は全額保護されました。
これって、おかしいよね。
そして、米国さんの金融責任者は、
他の銀行でも預金の取り付け騒ぎが発生すれば、同様の措置を取ると明言した
と、報道されています。
ますます、おかしいよ。
保護される額には上限があったはず。
たしか、
預金保険制度の保護される額
米国 25万ドル(約3300万円)
日本 1000万円
の範囲までは、金融機関が預金保険料を支払っていて、
その、保険で、破綻行の預金を保護して、預金者への払い出し希望に応える。
保護の範囲を超えれば、払い出しできない。
つまり、超えた部分は、預金蒸発。雲散霧消。無かったこと。
その、蒸発する部分を無しにする。
でも、そんなところまでは、保険料を支払っていません。
では、どこが、なにを財源に、超えた部分の保証をするのか。
勿論、発言者が、保険料以外の財源で、行うこととなる。
つまり、
発言者が受け止めている、破綻行やそれに続きそうな銀行があるような現状は、
預金保険を行いだした米国さんの1934年、日本の1971年、それら以降現在に至るまでの間に保護し安心感を与えていた同制度だけでは、
金融の安定が期待できない恐れがあるとして、
制度以上の対策をする必要があり、実際に、2行に対して行った。
それでは、
日本ではどうなのか。
そもそも、米国さんで銀行破たんが表面化した理由は金利を上げたので、
保有している低金利の債権の価格が下落したこと。
それはそうでしょう。
政策金利を上げたのだから、上げる前の金利での債権は評価が下がる。
日本での低金利の債権と言えば、国債。
それをたくさん持っているところは、
まず、日本銀行。市中銀行も相当持っておられるようです。
そのこともあって、日本は、金利を上げることはできないと以前から思っていますが、
昨年末に、ポーズを見せたけど、どうするんだろう。
たぶん、その状況になれば、日本も保険料で賄える額を超える部分まで、
米国さんに追従して行うのだろうなあ。
だけど、
それって、
何を保護すること?
日本の一口座1000万円を超える預金を守ることって、何を保護すること?
少なくとも、僕の預金を保護することとはほど遠い。
たぶん、通貨を守ること。
預金保険って、結局は、一つの目安程度のこと。
通常の範囲の銀行破綻なら、保険で対応。
それを超えて、通貨の安全が脅かされそうなときは、通貨の信用を保証する発行体の国が保証する。
そりゃあそうでしょう。
自国通貨を使えなくなったら、
他国通貨を使う羽目になってしまう。
どこの国の人も、紙だろうがデジタルだろうが通貨が無くなれば、とても困る。
だけど、
今って、
そんなに、危ういときだと、米国さんは考えているということなのか。
少なくとも、預金保険だけでは、対応できないとの認識であることは間違いない。
では、
どんなことをしておけば、僕のリスク回避となるのだろう。
なにか、後ろ向きで、あまり面白くないなあ。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」