• 記事検索
RSS

漁夫の利は当面続く(おもしー258)

「貿易が映す世界の分断」(2023.3.27日経)では、

2022年の貿易データを21年と比較すると、

中国、インド、トルコの3カ国が対ロ貿易を大幅に増やした。

中国にとっては安価なエネルギー輸入が貿易の柱だが、自動車などの輸出も増やすことで制裁下のロシア経済を下支えしている。

インドは西側がロシアとの取引を断った分野で穴を埋めている

インドやエジプトは南半球を中心にウクライナ戦争に中立的な立場の「グローバルサウス」に属する。

中立国は経済の分断から利益を得ている

などとありました。


このような情勢は、

仮に、今年の早いうちに停戦となったとしても、当面続くように思います。

ましてや、停戦の、ての字も、どこを見ればうかがえるのかわからない。


シギとハマグリが争っているのを利用して、漁夫が両方ともつかまえた。

チドリ目に属するシギが、硬い殻を持つハマグリを食べようと格闘して、

周囲の状況をあまり確認していなかったときに、

漁をなされている方に、両方とも捕獲されてしまった。


ウクライナもロシアも

目の前の相手のことで精いっぱい。

売れるものがあれば、

相場より安かろうが、買ってくれるなら、ありがたい。


グローバルサウスなどと、なにか、今どきの言われ方をされているけれど、

先進国のような生活水準に至ることままならず、

日々の大きな貧困から、少しでも向上させたい。

インドなどには、当面有難い情勢。

安穏な生活を送れている僕からすれば、決して、非難される姿勢ではない。

そう思っている。


それでは、

この戦闘状態がいつまでも続いてくれれば、

「グローバルサウス」と呼ばれる国々は利益を受け続けるのだろうか。

それもまた、サスティナブルではない。

そうとも思う。


ロシア起点に「新経済圏」とも記載されているけれど、

世界の貿易にも分断が目立っているとされているけれども、

2023年の貿易データを22年と比較すると、

貿易の分断は縮小傾向にある。

そんな記事に、1年後、出会いたい。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):