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軽油半値は迂回輸入(おもしー259)

僕の、4輪の愛車は、12年目を迎えているディーゼルエンジン車。

今のところ滞りなく、快適に動いてくれて、走行距離17万キロに届きそうな今日この頃。

だから、

燃料の軽油価格については、いつも、気になる。


そんな中で、軽油半値!?

(少しばかり、目が点に。)


「欧州軽油、半値に」(2023.3.28日経)では、

欧州の軽油先物価格が下落し、

2022年3月の最高値と比べ半値で推移している。

欧州の軽油輸入の半分を占めてきたロシア産の禁輸による供給懸念を、

アジアや中東からの輸入増で解消したためだ。

インドや中国はロシア産原油を安価で購入している。

そこで精製された軽油を輸入している可能性があり、

ロシア産軽油の迂回輸入との指摘もある。

などとあります。


相変わらず、口ごもった表現。

迂回輸入に決まっていると思っています。

僕には、それしか考えられない。


一方で、

欧州では、

2035年までに内燃機関(エンジン)車の新車販売を事実上禁止。

しかし、その方針は、転換したと伝えられています。

フォルクスワーゲン(VW)など自動車大手を抱えるドイツの反対があったよう。


もともと、

欧州を走っている4輪車の半分ぐらいは、ディーゼルエンジン車と読んだことがあります。

だから、

僕以上に、欧州では、軽油価格に敏感なのでしょうし、

内燃機関の多くを、

ガソリンエンジンよりも燃焼効率の良いディーゼルエンジンが占めていて、

メーカーが反対することは当然に見込まれていたことだったにも拘わらず、

条件付きながらも方針転換。

この方針転換と軽油迂回輸入の根っ子はつながっているように感じます。


さて、

それなら、

産業用にも多量の軽油を使用している日本にも、迂回輸入で安い軽油を調達してください。

戦争現場にほど近い欧州でさえ(一時的な最高値からとはいえ)半値で調達しているのだから。

インドなどのアジアからなら、原油を輸入しているペルシャ湾岸諸国よりも近いし、

ホルムズ海峡などの狭くて危険度の高い海域を航行しないので安全度は高く、エネルギー安全保障的にもよい。

第一、安いのでしょう。

原油輸入一辺倒で、国内精製でなければ品質の信用性が低いという意見もあるのでしょうが、たしか、ガソリンは韓国からの輸入もあって安売りされていたような。

軽油を、インドや中国から輸入しましょう。

でも、こんな意見は、日本で聞いたことが無いし、

たぶん、あったとしても、とても少数派で、マスコミにも載らない扱いなのだと思います。

僕にしても、あらゆる可能性を考える中でのものであり、

実際に、もろ手を挙げて、是が非でもと言う訳ではない。


ただ、そんなことを言っている、この時においても、

安価な軽油を輸入しているのは、欧州だけではないと思うし、

中国やインドなどの精製国は、原価の安い軽油を使用できている現状であることに間違いはない。

関連:漁夫の利は当面続く(おもしー258)


迂回輸入に踏み込まず留まることが、矜持のある先進国。

背に腹を代えられないのが、グローバルサウス。

先進国から中進国に落ち込んでいるとの指摘もされている国は、どっち。


今朝は、1ドル131円ぐらい。

来月の4月からの値上げも、相当あるような新聞記載もありますし、

いまでも、燃料の補助(販売価格を公費を使っての割引)は、やっているのかなあ?

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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