日本銀行の現総裁さんの任期末が今週末の土曜日の4月8日。
新たな総裁さんは、来週月曜日の4月10日から御出勤なされるのでしょう。
新総裁が決定されるまでのしばらくの間、最も有力視されていた方が、
雨宮正佳さんで、この前の3月19日まで副総裁に居られた方。
どのような方か、あまり知りませんでしたけれど、
ネット記事の中に、
「新総裁は、黒田体制の10年だけでなく1998年の新日銀法施行以降の「非伝統的」と呼ばれた金融政策全般を対象に点検・検証するべきだ。しかし、自分はそれを主宰する任にはふさわしくない。なぜならその大半に関与しているからだ」
などとありました。
つまりは、
御自分が深く関与なされた政策について、
後世の方にも適切に、影響を受ける今日この時の方にもわかりやすく、
評価して欲しい。
そのような姿勢のように感じます。
なかなか、そのようなことは、できることではありません。
しかも、退任の直前・直後においてです。
なろうとしたならば、新総裁の席に着くこともできたでしょうに。
どのような立場にあっても、
その立場を去り、その立場においての言動について、
他の方のフリーな解釈を受けることは、とても危険。
なにを言われるか分かったものじゃあありません。
だから、
後継者に対して、影響力を残そうとする。
例えば、
ほぼすべての為政者たち。
みっともなさにまみれている。
そんな歴史や社会を見る中で、
雨宮さん。潔いし、かっこいい。
そして、社会を変えていく大事なこと。
おそらくは、
在任中の関わられた政策に、慚愧の念を感じる部分が多いのではないか。
そう感じます。
取り返しのつかないことに、加担してしまったのではないかと。
日銀の残している大問題がいくつかあると、
報道されているし、
新総裁さんも、明確に大問題だと表明されていることもある。
それらは、問題ではないと、現総裁さんは述べられている。
それならば、
従来からの総裁記者会見のように、
質問に答えて終わりの一方通行ではなくて、
(再質問はできない慣例のようです。)
金融政策全般の点検・検証は不断に行えばいい。
いまいまの生活に直結する金融政策。
一時(いっとき)の猶予もなく、国民に強い影響を与える。
物価の番人はどこに行ったのか。
政府の補助金で、電気や燃料など、販売額を見せかけの低下演出。
その場しのぎ満杯。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」