そういうことだったのですか。
大口の預金者に偏っていた。
つまり、
預金者のなかの、
少数者(大口預金者)の判断で、大量で瞬時の預金流出の見込まれがあり、
しかも、その少数者たちは、互いに利害関係者の立場の場合もあり、
連絡をかろやかに取り、一致団結しているかのように、自らの資産を守ろうとした。
そして、実際に、取り付け騒ぎが発生した。
そのような、感想です。
「連鎖を懸念、融資手控えも 銀行、破綻の影響」(2023.4.8日経のマネーのまなび)では、
SVBの預金はスタートアップ企業や
スタートアップに投資するベンチャーキャピタルなど、
大口の法人に偏っていました。
彼らがツイッターなどを通じて預金引き出しを呼びかけ合うことで一気に巨額の預金が流出。
その結果、資金繰りがつかなくなりました。
などとあります。
市井(しせい)の僕たちから、
こまごまとした小金(こがね)を、小さな利息を付けることで、集め、
より高い利率で融資する。
そんなイメージを持っている銀行というところ。
そんなことで、
窓口からお見受けするだけでも、あれだけの人員を、雇用している、雇用できている不思議なところだと思っていましたが、
多くの人々に、預金していても、安全のようだと、安心感を与えることも、
目に見える銀行の在り様の大事な役割のように感じます。
しかし、
大口預金者の割合が高くなればなるほど、
目に見える在り様や体面に関係なく、
彼らの判断で、銀行の存亡が、掌(たなごころ)の上に在るような、
そんな時代になりつつあるのかなあ。
その上、SNSで、判断の共有が速やかに行われ、
瞬時に波が動く。
「さばの生き腐れ(さばのいきぐされ)」という言葉があります。
他の魚よりも、さばは、活きがいいように見えても、痛みが早いようで、
そんなことを言われます。
(鯖は、大好き。)
いわゆる、足が速い。
銀行も、その財務に疑問を感じられると、足が速くなることもある。
これからは、そんなことが増えてくるような。
ただ、
僕が普通に見ている、PCやスマートフォンのネット情報は、
時間差があり、知った時には、後の祭り感が強く、
だいたいは、ジャンクニュース。
新聞にしても、昨日までのこと。
だから、
なぜそうなっているのかを、自分なりの考えてみることが、
これから起こり得ることの見込みには、役立つような。
見込んでも、だいたいはハズレ。
でも、それが当たり前だし、それでいい。
生き馬の目を抜く世界の経済人たち。
そんな中のことを伝えるマスコミなど。
彼らだって、わからないんです。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」