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何の反省もない(おもしー273)

何の反省もない


その言葉だけで、僕は信用しない。

そんな言葉を出せる存在は、在るとするなら、絶対神のみ。

そう思っています。


「黒田氏「経済押上げ」「反省ない」」(2023.4.9日経)のなかで、

日銀は金利を低く抑え込むため大量の国債買い入れを続けてきた。

黒田氏は大量保有の現状について3月の会見で問われると

「何の反省もないし、負の遺産とも思っていない」

と応じた。

と、されています。


物事には、

どのようによいことのように見えることだって、

どれほど悪いことと言われることだって、

その反対の部分が、

ほんの1%、若しくは、砂の一粒は、必ずある。

そう思っています。

謙虚な姿勢からは程遠い。

そのようなそぶりを見せることこそが悪だと思っているかのよう。


負の遺産とも思っていないのであるならば、

任期末を先週に迎えられて、自由になった御身で、国民にわかりやすく、再質問を封ずることなく、丁寧に説明すべきだ。

勿論、正でも負でも、その先行き見通しや、解消の手段も含めて。


「最長総裁 市場不振で幕」(2023.4.8日本海)では、

今の市場には日銀への疑心暗鬼が渦巻いているのが実情

とまで、書かれている。


なぜ、そんなことまで書かれなければいけないのか。

「黒田節 最後まで」(2023.4.8日経)では、

日銀内が緩和一色に染まっていく中、

緩和を緩めたり、緩和の副作用を強く懸念したりする指摘は

封印されていく。

黒田さんが総裁でいる間はそういう議論はできない

とある。


大勢順応。

なんのための、複数人による協議体なのか。

これでは、いつかの大本営発表を思い出す。

それに対しての反省に立てる人の言動なのだと思いますが、

元の副総裁さんは、総裁打診に諾しなかった。

関連:雨宮さん。あまり知らなかったけれど、見直しました。(おもしー266)


昨日の、新総裁さんの就任会見。

「日銀、大規模緩和点検へ」(2023.4.11日本海)で、

点検や検証があってもいい

とあります。


あってもいい?

なにを、当たり障りないような、言い方。

点検や検証は、いつだって、あらねばならぬのです。


終わり良ければ総て良し。

これは、そのとおりだと思っています。

終わりが良かったのですか。

とても、良かったとは思えないし、落第だとの評価もどこかであった。


やった人間が自分でぬぐえない後始末がありませんか。

「緩和出口 最大課題に」(2023.4.11日本海)では、

「異次元緩和」の手じまいに向かえるかどうかが、5年間の任期で最大の課題になる。

とあります。


5年間を費やしたとしても、手じまいに向かえるかどうかもわからない。

それも含めた時をゆるやかに経過させることは、とてもとても剣が峰。

新たな事象に対応できる術はほぼ無いのに。


どこかの大学教授?

そんなことを人間社会は容認するのか。

絶対神は、たぶん、おられない。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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