よく解かっていなくても、
日々判断して、生活しなければならないなあ。
バターが体に悪い油であることは、すでに数多くの研究から判明している。
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」津川友介さん著(2018.4.29読売)では、
「〇〇を食べると健康に良い」という情報は、本やテレビやインターネットに溢れている。
その多くがまともな根拠を欠くことに警鐘を鳴らす。
たとえば最近では、牧草で飼育された乳牛のバターを使った「バターコーヒー」が流行した。
(この後に、図書名の前のことが記されています。)
著者は、「最近の研究では」との言い回しに注意せよともいう。
新奇なだけで、研究として質が低いかもしれないからだ。
根拠として重要なのは、新しさではなく、信頼性が高いことだ。
たとえば玄米、魚、オリーブオイルが健康的な食品であること、
白米、ソーセージ、バターが健康的な食品ではないことは、
十分に信頼性の高い研究結果だという。
「健康的」とは、病気になりにくく長生きできるという意味だ。
すべての書店の棚からあやしい健康本を取っ払って、本書に置き換えることを強く薦めたい。
などとありました。
個別の食品に対して、判決を言い渡されているみたい。
書籍の紹介記事から、2年が経過しようとしていますけれど、
バターがスーパーからなくなった話は聞かないし、
白米が玄米に置き換わったご家庭のお話しは、聞いても少し、立ち消えるように続いていない例が多いのでは。
何が本当のことなのかは、よく解らないなあ。
そして、日々、安易な方に流されようとする。
周囲の流れに沿うことが、いかに、楽である事か。
そして、その結果が、
著者の示す、病気になりやすく、長生きできにくく、不「健康的」だとしても。
自分で、一知半解だとしても、判断して、
自分の生活を送っていくだけ。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」