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さもしい国にならないで。(おもしー296)

なんとも。

止めて欲しい。

そう言われれば、

そんな問答がTV画面から流れていたような。

そして、

あまりいい気持になれなかったけれど。

他人ごととして聞き流していたけれど。

これじゃあ、

この国が、さもしい国だと、訪問なされた人に受け止められてしまう。

そんなことになって欲しくない。


なにって、

2023.5.3日経の春秋では、

「日本でいくら使う予定ですか」

聞かれるのは買い物の予算。

100万円と答えると喜ばれる。

間違っても正直に10万円と言わなくていい。

要はリップサービスだ。

この種の質問を

「気分が良くないと感じている旅行者も大勢いる」

「何とも失礼な質問」

などとありました。


さもしい質問であり、あさましい行為であり、

質問する側、質問される側、双方にとって、

また、

それを聞かされる、その国の人々、当事国以外の人々、皆さんにとって、

心地よくない。

そう思う。


さもしい とは。

態度や様子などがみすぼらしい。

身分や地位が低く、いやしい。貧しい。見苦しい。

心が卑しい。品性が下劣である。あさましい。

などと説明されています。


質問する側が、自らを卑下している感が強い。

質問される側に、物を買うという表面的な優越感があったとしても、

そんなことを求めて訪日されたとは思っていない。

主には、行ってみたかった国である日本に、

現地で求めることは、

行きたいと思った動機の確認だと思っている。

モノとして見た目で終わることは、付随する部分だと思いたい。


だから、

訪日して、最初のあたりに聞かされるのが、

「いくら・・・・?」

これでは、滅入ってしまう。幻滅と言ってもいい。

日本を、美化していたのかな?

来て見てそう思った。

いやいや、そう思っていただきたくないのです。


行ってみて、やっぱりよかった、

どなたにも、思って欲しいし、

自分もどこかに行ったとき、そう思いたい。


地元産の赤いワインを、買わせていただいて、その横の、

暖かい日差しの教会広場の片隅で、お昼過ぎ。

地元のスーパーマーケットの日用品売り場にあったワインオープナーの使い勝手がとてもよかった。

(今でも使っています。)

これもまた、地元産のソーセージを簡易ナイフで切り取り、口に入れて。

居合わせた同行の方に、お勧めしたところ、一緒に楽しく飲めた。

遠くまで見渡せる小高い丘の上、小さな街に柔らかく流れる風。

観光客相場のワイン価格だったのだろうけれども。

それはそれでよし。

そんなことを思い出した。

値段は聞かれることではない。

そこでの、それぞれの楽しみを、どなたにも。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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