G7を使ってください。
使い倒せばいい。
使われるG7側も、使われることで、開催意義が大きくなる。
明日のことを指し示めすことが誰もできない中で、それだけ、必死なのだ。
僕なら、まず最初に、7以外の招待国であるインドのモディ首相に会いたい。
はたして、午後に来日した、その早々に会談なされた模様。
「和平案へ協力要請 ゼレンスキー氏、印首相に」(2023.5.21日経1面)では、
インドのモディ首相と会談した。
ロシア軍のウクライナからの全面撤退を柱とした和平案実現への協力を呼び掛けた。
モディ氏は会談冒頭、ウクライナ侵攻について「人類と人間の価値に関する問題だ」
「インドは戦争の解決のために取り組んでいく」
などとされています。
あからさまな言葉にはしておられないと思いますが、
ロシアからの安価な原油輸入急増などについて、一時的であっても一定の頭打ち効果はあると思うし、
そんな話をしているんじゃないかと、疑心暗鬼を、北国にもたらす。
勿論、米国。
「ウクライナにF16戦闘機 年末にも投入 米、欧州の供与容認」(同日同紙)では、
バイデン米政権は20日、欧州の同盟国によるウクライナ軍への米国製戦闘機「F16」の供与を容認する姿勢を示した。
とあります。
本年、2023年の年末まで、戦闘を継続させたいのは、それにより利益を得ている者のみ。
戦闘機供与容認姿勢を示すことで、戦闘の早期終結が図られますよう、
年末などと言わず、速やかな戦闘終結を切に願う。
それにしても、
目立たないところで、株を上げたように感じるのは、フランス。
なんで、フランスの政府専用機なんだ。
「極秘調整で被爆地へ」(2023.5.21日本海)に、
ゼレンスキー氏は
14日にはパリでフランスのマクロン大統領と会談した。
外交筋によると、その後、フランスが訪日用に政府専用機を提供することが決まった。
「戦時下 異例の来日」(2023.5.21日経)では、
フランス政府専用機で来日した。
サウジアラビア西部ジッダから広島県まで約9000㌔メートルの航路を3時間かけて移動した。
ゼレンスキー氏は14日にパリでマクロン仏大統領と会談した際、日本への移動で仏の航空機を利用したいと要請した
ゼレンスキー氏は対面での参加にこだわった。
などとあります。
(米軍による移動だと考えていましたが、これは外れました。
関連:すし好き2位(おもしー308))
マクロンさんも、議長国日本の首相の隣に位置することが多く報道されていて、
気安く手を出している雰囲気もあるみたいで、なにか欧州の盟主みたい。
ドイツの影が少し薄いような。
そして、議長国の、日本。
オンライン参加を要請していたようですが、
なにか、腰が引けていた感じがするものの、
でも、警備の現場が踏ん張っていてくれている。
「首相ときょう会談」(2023.5.21日経)で、
首相は21日、広島市内でウクライナのゼレンスキー大統領と会談する。
会場は平和記念公園の会議場で調整し、
まずはともに公園内の原爆死没者慰霊碑に献花する案を検討する。
滞在中に広島平和記念資料館(原爆資料館)への訪問も想定されている。
などとあります。
日本の首相も、
今回のG7の議長として、
ウクライナの大統領にG7が使われるようでいて、
戦時下の国の大統領を使うことにもなる。
「「法の支配」で新興国つなぐ」(2023.5.21日経)では、
G7はかつてに比べて国際秩序を主導する力が低下した。
振興・途上国からなるグローバルサウスと呼ばれる国々の協力なしでは、
法の支配による秩序も揺らぐ。
などとあります。
議長国として、国際秩序の維持・強化のために、ウクライナ大統領を役者として現場に起用した、世界で注目度の高い役者として使った、とでも思っておけばいい。
広島からの発信は、いくらしても、し過ぎることにはならない。
近い将来に、ロシアの指導者の訪問を受けることができれば、もっと嬉しい。
勿論、中国の指導者の皆さんにも。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」