金などの重い元素を生み出す「キロノバ」
二つの中性子星が衝突する条件を持つ恒星系は、天の川銀河には10例ほどしかないという。
実に100億分の1の確率だ。
などと、
「元素を生み出す宇宙の激しい爆発」(2023年6月号ナショジオ)にありました。
宇宙の年齢は、137億年、
太陽系の年齢は、45億年、と言われています。
それでは、その差の、92億年の間には、なにがあったのか。
あったことの一部ながら、何があったかを証拠付けるものが、金などの重い元素。
なぜ、そんなものが、
太陽系の質量の99%を占める太陽と呼ばれる恒星の回りを廻っている惑星に存在しているのか。
惑星全部を合わせても、1%ほどのなかに、
(まさに、足が接しているこの星のような惑星だって、宇宙のチリのような感じながらも)
太陽が生まれる前の、92億年の間に、
(1回なのか、)2回なのか、(それとも3回以上なのか)
超新星爆発や白色矮星の爆発があり、その際に、金などの重い元素も生成された。
吹き飛ばされたチリたちが少しずつ寄り集まって惑星を構成している。
だから、地球にも、重い元素も存在している。
その92億年間の間には、
今の人と呼ばれる生命達よりも高度な文明を進めた生きとし生けるものがあったのだろうか。
あったのではとも思っている。
ただ、あったとしても、宇宙的爆発により、欠片も残らず、重い元素などの材料となっているのだろう。
恒星の重さ(重力)だけでは、鉄までしか生成されない。
コロノバは、地上の些末な生命達の言う錬金術。
なにか、宇宙の錬金で生成され、貴金属などと、人は有難がっているけれど、
宇宙的には、ワインの澱(おり)や、糟(かす)のような感じさえ受けてしまう。
白色矮星の爆発によって生じる新星(nova)の
約1,000倍の明るさに達することから
キロノヴァ(kilonova)と呼ばれる。
そうです。
人が確認しているキロノバの例として、その候補が、僕たちのいる天の川銀河で、たったの10例ほど?
現在はそうでも、92億年の間には、
もっと多くあったのだろうか。
それとも、もっと少ない?
なにか、人知は宇宙の事実にはるかに及ばない。
それでいい。それがいい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」