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ペトロダラー(おもしー324)

この「おもし」は、素人が新聞などを読んで、

ああ、そうなんだ と 思ってしまったことを綴っているものですので、

そんなことも知らなかったのかい と 言われるようなこと満載です。

(そんな人間も、人の経済の動きの中にある。

否、全部知っている人など無く、

ほぼ、知らない人ばっかりが、右往左往して経済も動いている と 思っています。

だから、素人の受け止めも、大事なことだと感じています。)

今日のこともそうなんですが、


「「ペトロ人民元」の虚と実」(2023.5.16産経)のなかで、

ドルは1971年8月のニクソン声明で金とのリンクを断ち切り、73年には変動相場制に移行した。

ドルは円や欧州通貨と同じく、ペーパーマネーつまり紙切れとなったのだが、その信用をつなぎ留めるいかりとなったのが石油である。

74年、キッシンジャー米国務長官(当時)がサウジの首都リヤドを訪問し、サウジをして全ての国々への石油の販売はドル建てで行うと約束させた。

米国はその見返りとしてサウジ王家の保護と同国の安全保障を引き受けた。

世界最大の石油輸出国機構(OPEC)の盟主サウジが石油取引をドルに限定したことから、石油と同じ炭化水素である天然ガスの国債相場はすべてドル建てとなり、ドルは「ペトロダラー」として基軸通貨の座を堅持し、現在に至る。

などとありました。


お恥ずかしいことに、なんにもしらなかったなあ。

だから、基軸通貨なのか。

世界の取り扱われる商品で、主要なものの筆頭といえば、たしかに、石油なのかな。

石油を売買するためにはドル。

物の価値の中心が、金からペトロに移行した時代。

それに乗っかる ドル であり、米国。

だから、ペトロ(世界のなかで求められているモノである石油)に裏打ちされているドル(世界のなかの1つの国の通貨)で、ペトロダラー。


さてさて、

今年に入ると 1月には、サウジ財務省がドル以外の通貨で貿易決済での話し合いに応じると言明。

と、記事の続きにあります。


そうなると、

なにやら、

雲行きが怪しくなります。

記事のタイトルにある人民元。

そりゃあ、中国は、自国通貨で決済したいでしょう。

中国のみならず、どこだって同じこと。

日本だって、円で決済したい。

(米国は決して許さないのでしょうけれども)

このところの円安で、1ドル140円ほど。

ガソリンなどの店頭価格抑制のための補助金を縮小・取り止めの報道がなされているなかでの円安になり、日本政府の意向逆なでの情勢で、一昨日だったか、円安進行阻止の姿勢を雁首を揃えた緊急会合で示さざるを得なかった。

なんとも、情けなくも右顧左眄のようでいてかわいそうな立場の方々。

円決済なら、円安ドル高が直結はしないところなのに。

なにか、日本円は、米ドルにとって、世界経済の変化の直撃を受けないためのクッション効果のために存在しているような、そんな感じを受ける。

基軸通貨ではないということは、そういうことであるにしても、

特に、日本円が米ドルの防波堤のような。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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