考えてみれば、
そうなのだろうけれども、
発掘調査なされて現物証拠を積み重ねておられる方々には、本当に頭が下がります。
「焼け石で探る旧石器時代」(2023.5.23日経)では、
旧石器時代(1万6千年以上前)の集落跡を発掘すると、
しばしば焼けた石(礫=れき)が集中してみつかる。
礫群と呼ばれ、
土器の無い時代に調理をした跡とみられている。
礫群は20~50個のこぶし大の石が集積することが多く、
ほとんどが熱を受けて割れたり赤化したりしている。
石を焼き、その上に植物の葉で包んだ食物を載せて調理したと推察されている。
現在もハワイやニューギニアをはじめ南太平洋各地で見られる石蒸し料理だ。
日常の調理に用いていたことは明らかだ。
などとあります。
熱を加えることで、
食に値するものにする、物理的細分化をより容易にする、そして、消化促進に資する。熱を加えて、栄養素的には失うものがあることも事実ながら、
全部に熱を加えることはなく、
ほんの一部の食材に対する調理。
気候が温暖化してくる以前、
縄文時代草創期(15000年前)の前、
16000年前とは、氷河時代が終わり、温暖化しつつあったのだろうと思う。
食材に熱を加える方法は、
テレビでも時々やっている、南太平洋あたりで伝統調理とされる石蒸し調理。
どれほどの伝統なのか、気が遠くなる。
旧石器時代からのヒトの日常の一部が、そこにあるということ。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」
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