そうだろ。
そうこなくっちゃー。
「町職員 地元産業担い手に」(2023.7.1産経)では、
島根県の隠岐諸島に位置する海士町は令和3年から「半官半X」というユニークな働き方を導入している。
職員が公務の傍ら、イカ釣り漁やホテルの事務といった「X」の仕事を手がける。
「それでは今までの働き方と変わらない」。もやもやを抱えていた時、
地域の役に立つなら仕事は何でもよい
島の診療所や福祉施設で週2、3日働き、残りは畜産のほか工場で岩ガキやナマコの出荷などに従事
などとありました。
イベント嫌いです。
ひと時の臨時の盛り上がりにあまり期待をしません。
時々、どこかの組織に、外部から来ていただいて、数年、目新しいことを行い、カンフル注射のように業績を上げて、去って行かれる方があります。
これも、全く信用できません。
続かないんです。
続けられないんです。
いっとき力の継続は無理で、その後は、その前よりも、たいがい、落ち込んでしまう。
それが解かっているから、(見計らって、)去って行かれる。
でも、町職員はそうしない。
少なくとも20年30年はその職場にいるつもりの方が大半(だと思っています。)
町職員志望者もそのように考える方が多い。
町の職員を希望なされる方は、跡取りさんが多い。
長男さんや長女さん。
真面目なんです。
仕事として町職員を希望するというよりは、自宅近くの安定収入確保の比率のほうが高いと思っています。
だから、与えられた仕事には、真面目に、取り組もうとする。
でも、
仕事への努力はもちろんするけれども、同様なことを好きで熱中されている方にはかなわないんですねえ。
だから、
お役所仕事などと言われることもある。
そんな、長男さんや長女さんだって、好きなことはあるはずです。
安定的な収入で生活の確保を行いつつも、
好きなことへも注力できる。
好きなことをやっていれば、今どきですから、自然と、SNSやらHPやら、自発的に発信してしまう。
それが、地域のためになり、
本人が希望するのであれば、
「半官半X」
なんの問題があるのでしょう。
しかも、職員さんですから、少なくとも、数十年間は関わることとなる。
無責任ではありません。
やっているうちに、好きなことが変わってくることもあるでしょう。
それでも、長い期間関わり続ける。
腰掛的に、去って行く方は少ない。そう思います。
冒頭の記事では、
町外からの移住による職員採用のことが中心に記載されていましたが、
本質は、そこに住む職員全員に関係することであり、
全員野球のような。
田舎の暮らしとは、そもそもそんな感じ。
何でもしてみよう。
そのなかに、生活収入の確保手段を用意していますよ。
そんな具合にできればもっといい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」