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く、く、黒い。(スーダン出身の人)(おもしー435)

間近に迫る顔面。

思わず見入ってしまう。

く、く、黒い。

相当に、黒い。

美しいほどに、黒い肌。

大きな目と長い睫毛が印象的。

自分達のことを、アフリカ人と言っていた。

出身はスーダン。ナイル川が流れているという。

イスラムの神様のこと、戦争のこと、周りの国や勢力、

4つの勢力の争いだとか、そして50人いるという家族のこと。

話し出すと止まらない。

少しでも理解して欲しい。そんな気配丸出し。

小学3年か、2年あたりの、兄弟。

日本語は小学生低学年そのままと言っていいほどに話される。


場所は、習い事の練習会場。

時は、この前の日曜日の習い事の休憩タイム。

こちらは、汗びっしょりで、座っている腰のあたりに水たまりができるほどで、体がえらくて、曖昧な受け答え。

彼らは、聞いてくれる気配が少しでもあると、熱が入って、声も大きくなる。

他に練習されている方の迷惑になるので、声を押さるようにするも、すぐ、元通り。


聞かれる。

何を飲んでいる?

変骨なじじいは、黄色い液体(お茶)をおしっこだよ と いい加減にとぼける。

半分本当にして、飲めるの?美味しい?大丈夫?

大丈夫だよ。苦笑い。

自動販売機に行って、追加の飲み物を求める。

お金持ってるじゃないか。

これは、お金というよりも、道具のようなもの。

家族は何人?

80億人。

80億って何?

人類は兄弟っていうじゃないか。

(この日の練習会場は、B&Gの施設を利用させていただいていました。)

人類って何?

何を食べているの?

かすみを食べている。

何?かすみって。

お金はあるの?

ない。

お父さんに頼んで、もらってこようか。

お金はいらない。

どうして。どうして、お金はいらないの。

お金があると、邪魔になる。

??????。

どこに住んでいるの。何を食べたの。

そんな昔のことは忘れた。

さあ。練習再開するよ。

(純真な少年たちに、あまりいい問答ではなかったかなあ。)

(先生の指示で、3人のみの練習反復をしていたのです。)


彼らのお姉さん(小学4年生ぐらいか?)は、とても努力家で、いつも黙々と練習している。

自分一人でも。休憩時間でも。

体もとても柔らかく、足も長い。

だから、上達がとても速いように思う。

兄弟よりも後から始められたようですが、

兄弟も、お姉さんをもう少し見習わなくてはね と 思う。しゃべってばっかし。

さあ。僕も。やりましょう。

そんな子供たちと一緒にさせていただいているだけで、有難いこと。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)


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