そりゃあ。すごいことだ。
あの広い中国で、ネット通販は当日配送サービスが利用できるなんて。
そこまででなくてもとも思うけれども。
「気づけば「後進国」の危機」(2023.11.2日経)では、
年間に宅配される小包の数が1000億個超と日本の20倍以上に達する中国。
内陸部にある新疆ウイグル自治区の田舎であっても、住民はネット通販の当日配送サービスを利用できる。
米小売り大手ウォールマートは入社1年目の運転手に最大11万ドル(約1600万円)の給与を支払う
日本のトラック運転手の賃金は400万~500万円程度
多重下請け構造の物流業界は中抜きが多く、運賃を上げても運転手の賃上げに寄与しない
カギとなるのは働き手の多様化だ。
日本のトラック運転手の女性比率はわずか数%だ。10%を超える米国と比べ少ない。
などとありました。
日本において、
運転手の雇用条件を改善するための対策で人員不足が見込まれ2024年問題と呼ばれ、
(もう来年のことです。)
主に、小手先の手段で、車両の改良や、物流倉庫の在り方などで、なんとか現員で、大きな賃上げをしないまま、仕事を回していきたい業界のお悩みが示されています。
本丸に言及しないから、お悩みになるわけで、
さっさと、賃金を上昇させてあげれば、人は寄ってくる。
なにが、カギは働き手の多様化ですか。
それをカギにしようとしていることは、賃金アップに及び腰のままであるということ。
個々の企業努力では困難ということであり、
業界全体の認識であるならば、物流関係者の、最低賃金を大幅に毎年 up up!
400万円を、どうすれば、1600万円まで、
(そこまででなくとも、大台の1000万円が見通せるなら)
近いうちに持ち上げることができるのか。
そんな見通しがあれば来てくれる人たちは必ずある。
たとえ、AIによる自動運転が普及し、10年後20年後には縮小が見込まれる人間の運転業務であっても、僕のような滅びゆく世代あたりの人々は、考えたくなる。
賃上げの大きな壁が、物流業界の多重下請け構造ならば、
どうですか、
どちらが大切ですか。
多重下請け構造温存と個々の運転手の賃金確保と。
つまり、2024年問題とは、
物流業界の在り方が問われているということ。
なにか、責任は何処なのか、押し付け合っている印象。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)