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つい、涙がほろり。(おもしー499)

僕の涙もろいのは昔から。


流行作家といっていいと思いますが、

新川帆立さんの、日本海新聞の連載小説「ひまわり」を読ませていただいています。

昨日(2023.11.22)の掲載の抜き書きで、

ふいに頭上から、洟をすする音がした。

振り返ると、ヘルパーのヒカルが号泣していた。

うち、ジーンときちゃって。

ここまで頑張ってきたひまりさんをずっと横で見ていたから、

いろいろ思い出しちゃって。

こらえていたんですけど、我慢しきれず

ひっくひっくとしゃくりを上げながら、(続く)

との一節がありました。

(原文をお読みいただきたく。

ただ、新川さんの小説は、最初のとりつきで少し我慢することもありますが、だんだん面白くなりますので。)


人というものは、

身近な人の頑張りに、誘われ、吸引されて、共に為そうとしようとする。

なんとか手伝いたいとの想いがこみ上げてくる。

それが、後から考えて、少し、どうかとされることであっても。

一生懸命さが伝われば伝わるほど、どうにかしてと思ってしまう。

身近でなければ、

その想いは、直接に行動に移せない分、行き場を失って自らの感情を高ぶらせる。

だから、涙を誘う。

そういうことも有ると思っています。

それは、人として、とてもいいところだと思っています。

まさに、集団生活で厳しい自然環境を生き延びてきた、人類の美点。


どうかそれらが、人類の未来に暗い影をさすようなことに寄与しませんように。


今の生活に戻りますが、

小説とは言え、

頑張っている「ひまりさん」を感じて、

落涙したのは、「ヒカル」さんだけではありません。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)


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