約3年で太陽の周りを回る直径5キロほどのこの彗星について、
過去1万4千年間の軌道を、
惑星の重力などの影響を考慮して計算すると、
1万2800年前あたりで地球にかなり接近していたことがわかった。
この時期、同じような空中爆発の痕跡が、欧州や北米など北半球に50カ所以上残っている。
「崩壊した彗星の破片が同時多発的に地球に襲いかかった」
大気は大量のちりとすすで覆われて太陽光は遮られる。
「ヤンガードリアス期」と呼ばれる急激な寒冷期
温暖になった地球が「寒の戻り」に見舞われ、
気温低下が1千年以上続き、多くの大型哺乳類が死んだ
などと
「農耕の始まりは彗星の空中爆発?
急激な寒冷化→動物消え→狩猟から転換」(2023.12.1朝日)にありました。
天体由来の地球表面環境の激変は、
6500万年前の小惑星衝突による恐竜絶滅を誰しもが思い起こす。
それよりも、小規模ながら、
彗星接近により、その破片の落下は、当然にあるだろうし、
記載の、地球の歴史的には短期である千年ほどの急激な寒冷期となった「ヤンガードリアス期」の発生理由には、そのような小規模彗星の影響がちょうど説明しやすいように感じます。証拠もあるようですし。
それじゃあ、
約3年で太陽を回るとされるその彗星の、地球への接近時期は次はいつ頃が見込まれるのだろうか。
(エンケ彗星は地球に、2172年6月29日に0.165 au
(1au(天文単位)は、太陽と地球との距離。)
まで接近すると予測されているそうです。
0.165 auは、
149,597,871km × 0.165 = 24,683,648km
ちなみに、動かないように見える静止衛星の高度は、
赤道上空の高度約36,000kmの円軌道だそうですので、
その685倍の遠さまで、近づくということとなります。)
これを影響のない遠さとみるか、危ういニアミスと考えるか。
見込まれているその距離は、
1万2800年前あたりで地球にかなり接近していたとされる時と比較して、
近いのか遠いのか。
2172年は、あと149年ですなあ。
温暖になった地球に「寒の戻り」が再び訪れることは、
多くの個々の生命体にとって、その生命の存続は難しい。
大型哺乳類であるヒトの存続も危うい。
だけれども、
それは、天体どうしが影響を与えながら、それぞれの表面環境が変化しているだけのこと。
宇宙の片隅に居を得ているものとしては、それに晒され続けること。
コップの小さな中で、
それなりの立場の多くの人々が集まり
実りのない議論をしているように感じているので、
天体に望みをかける方がよりまともなように思ってしまう。
なにが、石炭火力発電新規増設停止ですか。
犯人は、誰?
(とも思うけれども、主犯を誰かに求めることは空しいこと。)
まだ気づいていない?あなたですよ。
そう。僕です。
雨が降っても、暑くなっても寒くなっても、衛星のかけらが落ちてきたとしても。
昨日、7日の午後、1日で6円近くの急激な円高ドル安(円相場は一時1ドル=141円60銭近辺まで上伸)になっても、
何ごとも、僕が生きている間は、他人のせいにはできないなあ。
でも、149年後に、僕は生きていない。
これは確実。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」