1929年の米ダウ工業株30種平均、
79年の金、
89年の日経平均株価。
20世紀の3大バブルという人もいる。
冷戦時代に持てる力を経済に注ぎ、米国の地位を脅かしだした日本。
米国が冷戦後に投資フロンティアと見定めた先は中国
低コストを売り物に世界の工場として飛躍した。米中経済は見事な相互補完の関係にあった。
外国資本は中国から逃げ出している。
などと、
「日経平均4万円、その先に」(2024.3.7日経の大機小機)にありました。
今後、四半世紀ほどの間、
米国が相互補完をうまくいかせようと選ぶ国は、
若い人口が多くあり、伸び盛りの国。
戦後の日本であったり、冷戦後の中国であったりしてきて、
これからは、インドかな。
そんな選定が米国に必要なのは、
米国内の格差社会の維持が、移民に支えられて継続しながらも、
国内問題が大きくならないために、
国同士の格差を利用してきた。
格差は人間の下剋上のエネルギーのマグマ。
そのエネルギーを、国内で稼働させながらも、
勢いのある低コストの国を利用してきた。
米国とはそんな利用に成功してきた国だと思っている。
国内での20世紀のバブルで痛みを受けたことから外国利用に舵を切っていたのだろう。
「25年に後退の可能性5割」(2024.3.9日経)では、
米国では 低所得層は生活費の上昇に苦しんでいる。
23年は高水準の財政出動のほか(コロナ禍で膨らんだ)超過貯蓄、移民の増加といった下支え要因があった。
99%の米世帯でコロナ禍前より貯蓄が減ると分析している。
市場が織り込んでいるほどの(利下げなどの)行動はとれないのではないか
などとありました。
米国内だけ見ていれば、経済の回転がスムーズにいかなくなる。
なるべく早く、
相互補完の役割を高くしてくれてないかなあ。
でも、挙げたインドはもう少し時間がいる。
それならば、踊り場的にでも、
低賃金の日本利用という場面もあったりして。
だから、日経平均4万円 そんな受け止めをしてしまう。
その先に をタイトルに入れられたのは、
どんな意味合いを込められたのか。
後の記事のように、
米国の利下げは市場が想定しているようには進まない。
そんな気がします。
だって、米国の多くは生活費に苦しんでいるとのことなので。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」