なんとか、死に土産としても、観に行きたいのです。
4月13日から5月26日まで、京都国立博物館でだそうです。
拝観したことが無いし、
そんなに遠くでもないし。
日本美術史上もっとも重要な画家の一人とされる室町時代の画僧、雪舟(1420~1506?)。
6件もの作品が国宝に指定され、狩野永徳の4件を上回って個人の画家としては最多を誇る。
雪舟筆「四季山水図巻(山水長巻)」 国宝、室町時代・1486年、毛利博物館蔵、
は長さ16メートルにも及ぶ畢生(ひっせい)の大作
などと、
「畢生の大作、後世の手本に」(2024.3.19日経)にありました。
雪舟さんの図は、切手で見たのが最初かもしれません。
(いやいや、美術の教科書だったか?)
印象深いその水墨画。
大きめのサイズの切手でした。
畢生(ひっせい)とは、一生を終わるまでの期間、一生涯、終生、とのことで。
記載されている図が代表作ということなのでしょう。
雪舟さんの代表作ならば、日本の水墨画の代表作ともいえるのだろう。
生から畢(おわ)るまでで、一生を終わるまでの期間ということで、畢生。
ちなみに、
僕の生まれの日の、古宝二十七宿も畢(ひつ)。
おわる や おえる の他に ことごとく や すべて も意味する文字だそうで、
なにやら、親近感がありまする。
畢生の大作ならば、雪舟さんの此の世への置き土産。
後世の人・人が、その境地を物理的な短さに接することができることは、有難き事。
勿論、人々にまみれて、
ほんの少し見た という程度になってしまうのだろうけれど、
(以前の、鳥獣戯画のように。)
その程度で、僕は満足する。
そして、なにかしらの写しを購入する。
それで、いいのです。
ともかく、気に入っている、どうも気になる、
それがなにかの最高峰を身近に感じたんだと自己満足することも、
まあ、いいじゃないですか。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」