「国産ウイスキー定義を厳格化」(2024.3.26日経)に、
国産ウイスキー製造の定義
▼原材料
原材料に必ず麦芽を使用。麦芽の原産地は問わない
仕込みには日本国内で採取された水のみを使用
▼製法
国内蒸留所で糖化・発酵・蒸留し、700㍑以下の木桶に詰める
アルコール度数40度以上の原酒を日本国内で3年以上貯蔵し、日本国内で瓶詰めする
日本ワインも18年に定義を明確にした。
などとありました。
なにかしらん、風味が好きで、ニッカウヰスキーをよく飲んでいた。
近年のウイスキー需要のなかで、ジャパニーズウィスキーの評価が高まり、
定義を厳格化することでより販売価値を高めようとされるのでしょう。
今までの先人の皆さんのご努力に感謝いたします。
とともに、
庶民が日常愉しむことができる価格帯の商品の確保も大事なことだと思います。
お高く止まりっぱなしにならないように、と願います。
ちょっと気になるのは、
麦芽の原産地(国)は問わないということ。
これは麦の生産が寒冷的な地方(国)に偏ることから致し方のないことなのですが、
たしか、日本ワインの定義では一定以上のブドウの地元産ということもあったはず。
それによって、地ワインの将来性を断たれそうな生産者もあったような。
それを思うと、ウイスキーは水だけかと思われる人もいるのでは。
日本列島は、四方を海に囲まれ、それなりの雨水に恵まれ、
山地もあり、雨水が土地によって磨かれて、湧出してくれる。
水害もあるけれど、清浄な湧水を見れば心も洗われるようで、
有難い列島だとしみじみ思う。
そう言う意味では、大陸の大河の水は見たくない。
国内の厳選された産地の水のみで、
醸し蒸かされ寝かされて馥郁とした風味となった液体をどなたにも味わっていただきたい。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。」