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ゴーヤーまるかじり(おもしー8)

ゴーヤーまるかじり(おもしー8)

自宅裏の畑は、満87歳の母親が作物を作ってくれています。

今の時期は、今までの種が落ちて、ゴーヤー(ツルレイシ)がなってくれます。

(ゴーヤーの日が5月8日、裏ゴーヤーの日が8月5日)

畑での初採れは、7月12日でした。

(その写真は、インスタグラム(#杉村宏)に掲載)

初採れ以来、毎日、収穫してくれますので、食べるのが追い付かずに、黄色くなって苦みがなく歯ごたえもなく鳥の食べ物となってしまい、廃棄してしまうこともあります。(中の種の回りは赤くなり甘いです。)

なにものも大体そのままいただくようにしています。

縦に半分に割って、中の種子などを取り除き、まるかじり。

苦みがいい。

(ビタミン豊富で、制癌作用もあるようです。ただし、妊娠阻害や流産誘発などもあるようです。)

歯ごたえがいい。

採れたてでもあり、果汁が滴るジューシーさがいい。

から揚げなどとの食べ合わせを昼食にも頂いています。

若いころ、20代だったか、沖縄に行き、沖縄でしか食べれない苦瓜なるものの生ジュースをいただいた。初めてだ~などとしゃべっていたので、近くにいた見知らぬ女の子が、あんな苦いものをといった顔で見ていた。一口飲んでみて、それほどでもなかったので、強がりも含めて、こんなものかなどと言ったと思う。「なーんだ、残念。」その子たちは、そんなことを言って立ち去ったことを覚えている。

1990年までは沖縄本島産のものが、ウリ類の大害虫ウリミバエの拡散防止のため、域外への持ち出しが禁止されていた。

いまでは、どこのスーパーでも販売されている。

原産は、インドなどの熱帯アジアで、沖縄を経由して、本州に伝播しているということになる。

元々あったものの勢いが弱くなり、外来種という言われ方をするもののほうが元気であるような、そんな感じ。

しかし、植物とはいえ、中のわたや種子を取り除くということは、やわらかい白い繊維にやさしく包まれた成熟する前のまだそれほど固くない種子などをえぐり取る行為で、考えてみれば、とても野蛮で残酷なことです。大事にいただきます。そんなことをおもってしまいました。


「おもし=新聞記事などを読んで、おもってまったことです。)」

関連:「一次生産者は知っている。」没原稿


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