完成度の高いカッコいい商品作りとは対極にあり、と
「竹自転車とサステナビリティ」という本が紹介されていました。(2022.9.10日経)
スチールやアルミの代わりに、フレームなどに竹を使う「竹自転車」。
2010年前後から、ガーナ、タイ、オーストリア、ブラジルなど少なくとも28カ国・地域で同時多発的に作成され始めた。
などとされています。
地元に豊富にあるなら、調達コストは高くない。
それが、例えば、貧しい国の農村部の人たちに交通の足として使ってもらえるなら、
そして、自分たちで作成でき、結果として、生活が豊かになるなら、
こんないいことはない。
地元にないものに頼ることは、とても危険。
自分の自転車のフレームはクロモリです。
(クロモリは「クロームモリブデン鋼」の略称。
炭素鋼にクロムとモリブデンを配合した合金です。
鉄よりサビにくく、弾性があり、加工もしやすいそうで、
耐久性に優れ、10年以上乗り続けることもできると言われているそうですが、
毎日乗っているわけでもないけれど、30年以上、毎年のように、ちびたチューブラータイヤを交換しながら快適に使っています。鳥取市内の本城サイクルさんに作成いただいたものです。)
でも、金属ではなく、竹で、地元で、
自分のため、家族のため、地域のために作れることが、多くの国々で多発的に作成されている。
とてもいいなあ。
有名メーカーの高額自転車は百万円以上。そんな自転車とは確かに対極にあるようで、とてもいい。
要は、気持ちよく使えればいい。そんな感じ。
竹で空気でっぽうを作って、押し込んだ空気圧で、ぽん、と発射させて遊んでいましたのは小学生の頃。竹は、子どもでも加工しやすい。結構強い。
竹の釘は、仏像などに使われていたのかな。木の釘より長持ちするそうです。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」