タイトルのなかの80ドルは、
サウジアラビアの財政収支が均衡する原油価格水準は約80ドル。
と、次の記事にありましたので、そこから引用しました。
「OPECプラス 大幅減産議論へ 原油下落に危機感」(2022.10.5日経)より。
その他の内容は、
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」は 略 大規模な減産を検討する。
原油相場下落で中東産油国の財政は圧迫されつつあり
原油先物は9月26日に一時、一バレル76ドル前半と今年1月中旬以来の安値を付けた。
減産の観測を受けて原油相場は急反発。
前週末比で6%超上昇した。
10~12月期には日量10万バレル程度の供給不足に転じる。
などとあります。
アメリカさんの依頼で、段階的というか、名目的というか、お付き合いというか、
ちょっぴりの増産を続けてきたけど、
相場が下落してしまっては、元も子もない。
減らそうよ。
それは困る。
そんな話をされては相場が上がってしまう。
だから、原油先物は反発した。
また、タイトルに入れた安値競争は、
なにか、ロシアの割安な原油にシェアを奪われたくないけれどそこ以下にはなって欲しくない。
シェアが減れば、実入りの総額が減ってしまうではないか。
そんな感じです。
減産をするとして、有利になるのはどこなのか。
やはり、ロシアかなあ。
相場が上がるのもいい。
中東等の減産で、ますますロシア産原油の需要が中国やインドなどで高まる。
これはいいことだ。減産してくれ。と、思っているのでしょう。
OPECプラスの閣僚級会合で話しても、目立たない抜け道などをいっぱい考える。
いや、目立っても仕方ない。
だって、こちらは戦争しているんですよ。
戦費の調達は最優先課題のひとつ。何でもする。
押されている戦況から考えても、当然だ。
アメリカさん、また、効果が薄くて、期待もできない中東訪問をしますか。
国内は、ガソリン購入費補助のありじごくを深めますか。
電気代にも税金を使いますか。
同じようなものなら割安なところから買いたいのは、水の流れの如く自然。
少々、硫黄の含有量が多く重い原油であっても、安く調達できるなら、お願いしたい。
特に、発展の途上とされている国は、必要なものを供給してくれるなら、背に腹は代えられない、そちらに向いてしまうのは、これも反対できない。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」