なんで、あんなに高くて、生活用水の運搬にも相当困る場所にあるのか。
そんな疑問を持っていました。
イタリアなどにある修道院などの宗教施設が、岩山の上に建っている写真などを見てそう思っていたものです。
精神修養の場だからかな。
などと思っていましたが、
悪い空気からの避難が大きな理由ではないかと、今は思っています。
マラリア。
malaria、語源は「悪い空気」を意味する古いイタリア語: mala aria)だそうです。
しかし、
「悪臭放つ水 マラリア急増 パキスタン洪水被害」(2022.10.19日本海)のなかで、
家畜のふんや農薬が混ざった水は茶色く泡立ち、悪臭が鼻を突いた。
湧き出た蚊が原因とみられるマラリアがテントに避難した住民に広がる。
完全に水が引くまでまだ数カ月かかる。
などとありました。
マラリアは、
かつては蚊ではなく、
低地の湿地や沼地の「悪い空気」が原因の病気と考えられていたようです。
イタリアでも、悲惨な、長い期間の被害があったのでしょう。
インダス川に育まれた古い歴史のあるパキスタン。
国土の3分の1が水没。
水没と言っても、清らかな水が流れる日本のような川の溢れではない。
数日で引いてしまう洪水でもない。
パキスタンでは
「帰る家も逃げ場もない」
蚊から逃げることも至難のこと。
そんななかで、
「「ボージョレ・ヌーヴォー」羽田に到着」(2022.10.20日本海)では、
2021年に比べ千円以上値上げ。
主力商品は750ミリリットルで3850円(参考価格)となった。
今年、約27万4千本 略 輸入する予定。
などとありました。
勿論、ワインには何の罪も咎もない。
でも、27万本を飲まれるのか。
ヌーヴォー自体は、あまり、好みではありません。
そんなことをおもってしまいました。
「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」