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児童手当はおかしい。②(おもしー228)

国税庁の「民間給与実態統計調査」によれば、2021年で1000万~1500万円の給与所得を得ているのは、給与所得者全体の3.5%となっている。

ということだそうです。


何が言いたいのかと申しますと、

所得制限を撤廃しようとしている児童手当は、更におかしい。

現在の所得制限でも、相当おかしいのに、

関連:児童手当は、おかしい。(おもしー90)

更に愚かさを増幅しようとしている。


現在、年収1200万円で、線引きしているということのようですが、

最も留意することは、

世帯全体の収入ではなく、

世帯の中の最も収入の多い方が、1200万円を超えるかどうかで、

支給の線引きがされているということだと思っています。

世帯の中で2番目に収入の多い方(配偶者など)が、1100万円でも、

3番目に収入の多い方(子供から見て2親等の方など)が、1100万円でも、

ともかく、1番多い方が1200万円を超えていなければ、支給される。


おかしいでしょう。

更に、その所得制限さえも撤廃する?


冒頭に示されている1000万円の給与所得というのは、

給与収入ならば、850万円以上の給与所得控除は一律195万円ですので、

1000万円+195万円=1195万円

だいたい ≒1200万円の給与収入。

月に均して毎月100万円です。

そんな、給与所得者全体の3.5%ほどの、

いわゆる勝ち組の皆様に、

月5千円で年6万円の児童手当を支給する?


現在のように、

子どもにかかる費用の多くを保護者に負担していただくとしても、

(社会全体で負担する方向が望ましいとは思いますが、)

今の制度の上では、

やっぱり、

①1200万円の所得制限をもっと低額とすべき。

(まずは、特例給付の取り止め。)

②世帯全体の収入で線引きすべき。

(せめて、1親等の収入の合計で。)

そうしなければ、税負担の不公平感を、増幅させるだけ。

そこに踏み込まないから、小手先の凌ぎで胡麻化そうとする。

僕の考える方向とは、真逆なことが多いこの世の中です。

そんなことをおもってしまいました。

「おもし=新聞記事などを読んで、おもってしまったことです。)」


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